我が片足既に墓穴に入りぬ
BWV156「Ich steh mit einem Fuss im Grabe」もまた、顕現節後第3日曜日用の作品ではあるのだが、リヒターさんの全集にはスルーされている。リリンク盤が頼りである。
この曲の第一曲には声楽がない。だからシンフォニアとタイトリングされている。チェンバロ協奏曲第5番ヘ短調BWV1056の第二楽章に転用されている。事実上のオーボエ協奏曲。
なんせ美しい。バッハ最高の旋律の有力候補だ。私はスルー出来ない。透明な美しさに満ちていて、私ならBWV111ではなくこちらを採りたいところだ。
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