正月の集まり
一昨日、嫁いだ娘らが婿殿を伴って帰省した。元日の集結が決まって以来、母は心待ちにして周到に準備を重ねた。23日と30日には、歳末商戦で込み合うデパ地下に買い出しに出かけ、ごった返す中を悠々とスラロ―ムして食材を買い求めた。
31日は朝からお節料理の仕込みに没頭した。かれこれ半日はキッチンに立ち続ける母を私はただ、サポートするだけ。最早それが元気の秘訣だ。話し相手がいてこそ忙しい中でも余裕が出る。事細かな指図は30年前と変わらぬ。
元日、リビングの清掃と食卓の準備は私の仕事。母は盛り付けに忙しい。
婿殿2人は、たくましい食欲を見せて、それが母の励みにもなっていた。食事中も、お酒だお茶だお代わりだと忙しい。かくて孫たちは婿も含めて89歳のおばあちゃんの手料理を堪能した。
やがて座はみんなでゲームに流れる。「あつ森」「桃鉄」「ウイイレ」と立て続けだ。降り番の孫が交代でばあちゃんの話相手になる。腹が減ったら火鉢でお餅という王道。私は餅奉行に徹して「磯辺」「つけ焼き」「雑煮」を受注生産して期待に応え続けた。
「嫁の実家状態」を堪能して娘ら夫婦が引き上げたのは19時30分を回っていた。
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