序奏付きアリア
BWV82のカンタータからアンナマグダレーナバッハの音楽帳に収載された第2曲と第3曲は、一対だ。第3曲アリアがメインで、それを導き出す第2曲という位置づけ。先行する第2曲レチタティーボはシャープ1個のト長調なのだが、エンディングがニ長調の和音になっている。これは続く第3曲ト長調のアリアを導く属調だ。
カンタータでの第3曲は声楽が入る前に器楽だけの部分を持っているけれど、同音楽帳ではいきなり歌が始まる。第2曲のレチタティーボが疑問形で終わり、第3曲のアリアがそれに対する回答であるかのようだ。レチタティーボがアリアの序奏になっているということだ。
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