BWV³
「BWV3」と申してもカンタータ第3番のことではない。このほど購入した書物のタイトルだ。よく見ると「3」が小さい。
ブライトコップフ社刊行の「バッハ作品目録」である。「BWV」は、「Bach Werke Verzeichnis」の略だ。ドイツの音楽学者シュミーダーが1950年に考案した。このときの出版がBWV1とされている。バッハ生誕300年の1885年に改訂が企画され1990年に刊行となって、それが「BWV2」である。このほど私が求めたのが2022年に世に出たその第3版ということで最新の研究成果が盛り込まれている。
ハードカバー付きの重厚な出で立ち。私好みの紺色。記述はほぼドイツ語オンリー。序文の一部が英語併記。けれども「作品目録」なので単語を少々勉強すれば大問題ではない。
BWV番号順に作品が列挙され、冒頭部分の譜例が掲載される。初演日時、自筆譜の所在、原典資料、編成の他、簡単なエピソードが添付される。
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