聴き比べファイルを作るうちに、USBファイルの操作にも慣れてきた。バッハのカンタータを追いかける1年でもあるので、カンタータをすぐに聞ける体制を整えにかかった。カンタータ全200曲の頭出し用USBである。本日はその作成の手順を紹介する。
まずはUSBの購入だ。奮発して128GBのものを準備した。
我が家のカンタータのCDコレクションをパソコンに取り込む。取り込みにかかる時間はディスク1枚あたり5分程度。まずはリリンク盤すべてを取り込んだ。これだけで60枚だ。次いでリヒター盤25枚。さらにはリステンパルト盤。あとはバッハゾリスデン、ロッチュ、クルトトーマスのライウチヒトマスカントル関与を次々と。併せて40枚程度にはなる。そしてミュンヒンガー、レッパード、BCJ、ガーディナー、コープマン、ビオンディなど目的に合わせて一本釣りで取り込む。かれこれ15枚ほど。
今度は最終的な取り込み先のUSB側の準備に移る。USBの中にフォルダーを作る。USBをパソコンに装着して、「フォルダーの新規作成」を200回繰り返し、それらにBWV001からBWV200までの名前を付ける。もっとも今では偽作と判明して欠番となっている番号は控除する。
そののち、パソコンからUSBに同期する。パソコン側のミュージックのファイルに、フォルダーが自動生成されて取り込み済のCD毎に保管されているから、それを丸ごとUSBに移す作業だ。この作業を同期といいCD1枚なら5秒という早業だ。
同期を終えるとその結果、USB側にファイルが自動生成されている。先に生成済のBWV001からの200のファイルとは別保存になっている。CD毎になっているものをBWV番号を参照しながら、一致するBWV番号のファイルに移動する。移送先のBWVファイル内に格納したら、そこにまた下位ファイルを生成して指揮者名を付与しておく。移送が終わって空になったファイルは、削除しておくといい。
BWV番号で探し、そこを開けると指揮者別に格納されているという状態を作り出すことに他ならない。お気に入りの「Ich habe Genug」BWV82のファイルには、十数種類のファイルがひしめいている。
USB内の音楽ファイルを再生するのは、再生機種によって、勝手が違う。一般のCDプレイヤーだと表示窓の制限からか使い勝手が悪いけれど、マイカーのプレイヤーだとタッチパネルからサクサクと目的の曲にたどり着く。
大容量の恩恵で、まだこれでも3分の2低度余力がある。
これで目的のカンタータをたちどころに聴ける。話題がどう飛ぼうと一瞬だ。
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