独唱用カンタータ
ディースカウ先生の出番をUSBにした。連続再生はできるが、これらはさまざまなカンタータからの寄せ集めになる。神聖なカンタータを切り張りにする後ろめたさはどこかに飛んでいた。ところが、その大歌集の中には、「Ich habe Genug」BWV82からは全5曲が入集している。同USBを連続再生するとBWV82だけは「アリア」から始まって「レチタティーボ」「アリア」「レチタティーボ」「アリア」という原曲通りの順番で聴くことができるのだ。
BWV82が名高いバス用アリアというのはこのことだったのだ。全編これバスの出番なアリアはこの曲だけだ。ほかにBWV56がわずかにフィナーレを欠くだけなど惜しい曲もあるが、BWV82のありがたみはほかにない。
こうしたことに気づくと、バス以外の声種用のアリアがどうなっているかも知りたくなる。
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