圧倒的とはこのこと
改めてディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ先生の話。聴き比べファイルを繰り返し鑑賞してつくづくだ。すごい人だ。
私と彼の初めての接点はもちろんブラームス。
ドイツレクイエムがスタートだ。次が「4つの厳粛な歌」。そしてブラームスの歌曲に拡大して一区切り。オペラ「フィガロの結婚」の伯爵で再認識した後、一連のシューベルト特集でやはりまた度胆を抜かれた。歌だけではない浩瀚な書物に心底驚いた。グラムフォンのシューベルト全集はきっと一生の宝だ。フリッチャイと共演した第九もまた軽くない衝撃だった。
そこにだ。そこにこの度バッハが加わった。
なんという人だろう。
泣きたい。
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