平安汝にあれ
「Der Friede sei mit dir」BWV158は復活祭3日目用。いわば復活祭三が日の最終日だ。自筆譜が失われていることで、いろいろ議論の余地があるとされている。そもそも初演日が怪しいらしい。もともと2月2日「マリア清めの祝日」用に作られていたのを、2曲差し込んで改変したとか云々。復活後弟子たちの前に現れたイエスの言葉である。
なんと申しても第2曲、ソプラノ合唱に溶け込みきったディースカウ先生が美しい。独奏ヴァイオリンとの絡みと合わせて必聴。全4曲のうち3曲にバス独唱がある。BWV82ほどではないがバスの見せ場。
« 我らとともにとどまり給え | トップページ | 命日が聖金曜日 »
コメント