アメリンク出番集
バッハのカンタータで1年を巡る試みは、カール・リヒターのカンタータ選集のCDがあっての企画である。ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ先生をはじめとする盤石の歌手陣が最大の魅力である。バスのディースカウ先生のほか、テノールのペーター・シュライヤー、ソプラノのエディット・マティスの両先生について、その出番だけを抜き出して専用USBを作成した。
こまったのはエリー・アメリンクだ。カール・リヒター盤に何の不足もないのだが、ソプラノがアメリンクでないのが本当に惜しい。先の3名に加えてアメリンクでも、出番抜き出しUSBの作成を試みる。
先の3名は、出所がリヒター盤限定なので割と簡単だ。アメリンク先生は我が家所有のCDだけでも指揮者が下記の通り割れる。
- ヘルムート・ヴィンシャーマン
- カール・ミュンヒンガー
- レイモン・レッパード
- エルネスト・アンセルメ
この人たちのCDに分散するアメリンク先生の出番を丹念に拾わねばならない。
独唱アリアは当然として、他の独唱者との二重唱まで取り出した結果、38トラックの大全集になった。全部再生すると2時間14分になる。
同じソプラノのマティス先生の46トラック3時間48分に比べてコンパクト。
何より興味深いのはときどきヘルマン・プライ先生とのデュエットがあることだ。
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