パリの川上貞奴
昨日は母の日。我が家に母がいるのは私だけなので、プレゼントを用意した。
「パリの川上貞奴」という絵。守谷多々志画伯の作品。この人はブラームス題材に作品を残している関係で興味を持った。歴史上の出来事を題材にその場に居合わせたかのような絵を描く人だ。オーストリア駐在日本大使夫人が琴の名手で、彼女の演奏をブラームスが聴いていたという伝承を絵にした。実物を見るためのわざわざ愛知県岐阜県の大垣市に行ってきたほどだ。
母に贈ったのは、そうした趣向の川上貞奴版だ。
フランスに赴いて大統領に舞を披露したエピソードに基づく。母は絵に描かれた彼女の帯を見るなり「娘道成寺」だと断言。
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