結婚カンタータ
「今ぞ去れ、悲しみの影よ」BWV202は通称「結婚カンタータ」だ。信仰に基づくカンタータではないので、世俗カンタータに分類されている。自筆譜の散逸もあって成立には謎が多い。そもそも誰の結婚を祝ってのものか不明だ。だから演奏の時期も不明。
けれども内容は春だ。春また春。春の賛歌である。
そしてそして主役はソプラノ独唱である。
私の愛聴盤は、もちろんエリー・アメリンク盤。指揮がネヴィルマリナーさんと、コレギウムアウレウムの2種。いずれにしても全部で9曲の演奏時間は30分を切る。アリアとレチタティーボの交代でしかないのだが、声楽はソプラノ独唱だけという独壇場だ。
先に制作したアメリンク出番USBは、教会カンタータ限定だったから、こちらからの採用はないけれど、こちらはこちらで十分楽しい。
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