納得の辻褄
昨日の記事「BWV番号脱落」でドーヴァー社のカンタータの楽譜本編タイトルにBWV番号の記載がないと書いた。
この現象の理由を調べていて目から鱗が数枚落ちた。
同カンタータ集の冒頭に参照元が記載されている。
「ドーヴァー社の刊行は1976年だが、その参照元はライプチヒバッハ協会が1851年から1881年にかけて刊行したバッハ作品全集である」と書かれている。旧バッハ全集のことだ。ウイルヘルム・ルストという校訂者名も付記されていた。
ドーヴァー社の種本が旧バッハ全集なら、1950年に考案されたBWV番号が反映しないのは当然だ。しかし利用者の利便を考えて目次にだけBWV番号を挿入したということでつじつまが合う。
目次に続く楽譜本文はタイトルまで含めて旧バッハ全集のコピペだということになる。
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