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2024年7月18日 (木)

起源接頭辞「Ur」

ドイツ語の話だ。

その気で探すとかなりある。「Ursprung」は起源だし、「Urquel」は元祖だ。「Ur~」で起源や大元を指し示す機能があるから「起源接頭辞」としゃれ込んでみた。

音楽に目を転じるならなんと言っても「Urtext」だ。クラシック音楽の世界は何かと作曲家の意向が尊重され、原典主義などと呼ばれる。裏を返せば広く流布する楽譜には怪しいものも混入しているということだ。

原典版の定義となるとかなり難しい。作曲家自筆譜が候補には違いないが、乱筆で読めないなど課題も多い。ブラームスは出版に際して作曲者自身が印刷屋さんに手渡した楽譜が一番だと持論を述べる。あるいはできあがったゲラ刷りに対する修正稿かとも。

バッハの場合、かなり複雑だ。自筆譜が残っていない場合もある。写譜に写譜が重ねられて始原の姿が分からぬ作品も多い。バッハ作品で原典を名乗るのはよほどの学術的根拠がいる。

素人の私だと出版社の氏素性もポイントだ。ヘンレ、ブライトコップフ、ベーレンライターあたりだとかなり安心。もはや信仰の自由という領域。

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