主よ汝の下僕の審きに
三位一体節後第9日曜日用「Herr,gehe nicht ins Gericht」BWV105である。この日の説法は「財産管理人の不正のお話」だ。「不正にまみれたお金で友人を作っておけば安心」とも聞こえるがどうなのだろう。雇用人の不正にあたっても寛大なイエス様という教訓でいいのだろうか。お金が悪なのではなく、他人を欺くことが悪と補足されねば誤解しかねない。
ディースカウ先生の出番がレチタティーボだけなのだが、弦楽器がしっとりと寄り添うので濃厚だ。マティス先生とクレメント先生がからむ第3曲ソプラノのアリアもお気に入りだ。
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