Urgrossmutter
記事「起源接頭辞Ur 」で述べた通り、「Ur」は、様々な語頭について意味を遡らせると書いた。その続きだ。
ドイツ語で「Grossmutter」が祖母(おばあちゃん)で、これが「Urgrossmutter」になると曾祖母ひいおばあちゃんになる。これだけなら、まだしも「Enkel」は「孫」なのだが「Urenkel」で「ひ孫」になる。
つまり「Ur」には「おばあちゃん」を「ひいおばあちゃん」にしたり、「孫」を「ひ孫」にしたりする機能があるということだ。孫をひ孫にするとは意外な効果だ。単なる起源の遡りではなく、奥深さやスケールの増強と捉え直さねばなるまい。
昨日、私の母が「ひいおばあちゃん」になった。長女が男の子を産んだということ。
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