無念の落選
昨日の続き。「野田シェフのドイツ料理」という本のことだ。
ドイツ料理の多様性が念入りに語られている。その切り口が歴史上の人物で14名が列挙されている。うち半数の7名が作曲家だ。
- バッハ
- モーツアルト
- ベートーヴェン
- シューベルト
- メンデルスゾーン
- シューマン
- ワーグナー
一人一人の記述はまず簡単な略歴。出身地や勤務地、そして死没の土地。そこから土地にまつわる料理に展開するパターン。人によっては食物の好みにも触れている。難しいのは作曲家の伝記が本人の食事の好みに必ずしも言及していないことだ。ビール、ワイン、コーヒーなど嗜好品には言及されることもあるけれど、銘柄までは議論されない。美食家という表現をされる人もいるけれど、ある日のパーティーの献立の記載に留まる。レシピにまで話が及ぶことはない。
それに比べていくらかましなのが通い付けのお店だ。カフェやレストランなどの実名が挙げられるばかりか今も存続していることがあるからだ。
そうそうたる独墺系。この7人に割って入れぬブラームスとは軽いショック。
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