人間メトロノーム
まさに緊急事態だった。今週火曜日の弦練習。コンマスを含む数人が欠席となった。集まったのは私を入れて以下の5名。
- 第一ヴァイオリン 1名
- 第二ヴァイオリン 2名
- ヴィオラ 私1名
- チェロ 1名
- コントラバス なし
幸いだったのは、第二ヴァイオリンとチェロのパーリーの参加だ。これでマイスタージンガーをどうせよと言うのか途方に暮れたが、もっとすごい緊急事態が降って湧いた。
なんと私が振った。練習を振るなんぞ1981年6月大学オケのパート練習以来だ。練習指揮などというものおこがましい。「人間メトロノーム」がふさわしい。各自が課題を持ち寄って順に合わせる練習のメトロノームを務めたということ。
18時から20時までたっぷり休憩無しで弾き込んだ。日頃各自が感じているカ所の深掘りとパート間の連携の確認に費やした。ずれた場合に戻る集合場所の確認も念入りに行った。遠足の自由時間後に、集合場所が決められているような感覚。そもそもずれるのが前提になっているのがすごい。
よいこともある。ヴィオラはセカンドやチェロと同じ事をやっている場合が多いので、私が抜けても不自由はない。何より指揮には音程がない。変な音を出して迷惑をかけるくらいならメトロノームになる方がいいかもしれぬ。
終わったあと、昼間ランチに行きつけの中華料理店になだれこんで反省会。餃子と生ビールの完璧なアンサンブルを楽しんだ。
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