ヴィオラ無双
バッハの弦楽器用無伴奏作品はヴァイオリンとチェロのために書かれている。ヴィオラはスルーだ。室内楽やコンチェルト、あるいはカンタータなど宗教作品にでもたくさんの出番に恵まれていながら無伴奏作品にはありつけない。
物は考えようだ。
無伴奏チェロ組曲をオクターブ上げ、無伴奏ヴァイオリン作品を5度下げれば、どちらも様になる。これら両方をそこそこ楽しめるのはむしヴィオラの特権ではあるまいか。無伴奏チェロ組曲のヴァイオリン版や無伴奏ヴァイオリン作品のチェロ版は、あまり楽譜を見かけない。
人前で弾こうなどという野望は元々なく、老後の慰みとして極上かと。
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