マイカンタータ
リヒター先生の録音を頼りに、バッハのカンタータで巡る教会暦の企画がコンプリートした。めでたしめでたし。この辺で大好きなカンタータをランキングしておく。あくまでも今日の時点の評価だ。
<第1位> 「我は満ち足れり」BWV82
不動の位置。ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ先生最高の聴かせどころ。5曲全てに出番がある。クレメント先生のオーボエとの二重協奏曲という側面も見逃せない。
<第2位> 「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」BWV140
三位一体節後第27日曜日用つまり教会暦の年末どん詰まりで、年によっては存在しないレア祝日用。第4曲のテノールのアリアを頂点にしみじみ、ほのぼのではあるのだが、キレッキレのオーボエも聴ける。
<第3位> 「神は堅き砦」BWV80
宗教改革記念日用のカンタータ。ソプラノとバスの二重唱にユニゾンの弦が絡む第3曲を頂点にルター作のコラールをかみ砕く。
<第4位> 「我はいずこに逃れ行こう」BWV5
第5曲バスのアリアにおけるディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ先生の剣幕が山場ではあるのだが、第3曲のテノールのアリアを可憐に縁取る独奏ヴィオラが秀逸。
<第5位> 「満ち足れる安らぎ」BWV170
アルト用アリアの最高峰。リヒタ-先生の選集に収録がないが特別にランクイン。
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