目を覚まして祈れ
「Wacht betet,seid Bereit Allezeit」BWV70は2部構成の大規模カンタータ。バッハ特有のパロディだ。もともと待降節後第2日曜日用にとワイマール時代に書いた作品をもとに、ライプチヒ着任後に三位一体節後第26日曜日用に改作したもの。
第1曲は当日の説法に合わせて、神の裁きを前にした人々の心を描写する。トランペットの大ファンファーレが先導する。第3曲アルトのアリアに独奏チェロが付き従うのもうれしい。
紆余曲折あるけれど第10曲のバスのアリアが「この紋所が目に入らぬか」調で締めくくる。ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ先生お得意のパターン。
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