お食い初め
昨日、初孫のお食い初めの会があった。娘夫婦の住まいの近所の料理店に両家が集合して、簡単な儀式と会食だ。料理店にそれようのプランが用意されているのが今どきだ。生後100日の儀式として古くから伝えられているも聞くが、肩の力を抜いてわいわいと盛り上がった。
尾頭付きの鯛と、専用の膳。赤飯、吸い物、漬物、煮物とあって手順に従って箸で赤子の口元に寄せる。同じ事を全部で3回繰り返すとある。父母が各1度やったあと、3回目は曾祖母である母が親戚代表で担当した。箸を近づけると口を開けるというお利口さんだった。
赤ん坊のかわいさだけでもう満腹だ。身内だけの集まりなので親馬鹿、じじバカ全開に加え、卒寿の曾祖母が鎮座するめでたい席。みんな自動車で来るのでアルコール抜きながら、「孫かわいい」「曾祖母お元気」でつくづく盛り上がった。こういう席に自然に出られるのは幸せと母がぽつりとつぶやく。杖も車椅子も無縁の上に、昔からの根っからの心配性であれこれと思い巡らすのがボケ防止に一役買っている。美容院で頭を決めて、とっておきのブラウスを着込んで、ひ孫を抱くという至福。
この調子で初節句もお誕生日も集まりましょうとみなから励まされてお開き。
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