別れの粗品
昨日をもって42年10ヶ月勤めた会社を退職した。
貸与品の返却など、定められた事務手続きを淡々とこなした。
お世話になった仲間に、別れの品物を配った。直接手渡せぬ人にはレターケースにそっと入れておいた。
白くて大きいのが男性向け。両脇が女性用だ。実際に送った品物には、のしに私の名前を手書きした。
で、肝心の中身は手作りの名刺香だ。お香の原料を調合して小袋に入れたもの。文字通り名刺入れにしのばすほか、バッグに入れて香りを楽しんでもらう主旨だ。外側には和紙を折り込んだもの。中は見えぬがこれまた和紙の小袋があってお香が入れてある。男性用女性用で微妙に配合を変えてある。
別れの品を何にするかは、課題だった。先人の例を見ていていろいろ思い巡らした。お菓子、ハンカチ、ソックス、マスクなどなど。見送る側にだって様々な工夫があるように、送られる側のこちらとしては本当に気合いを入れた。心に残るなんぞを重視したら決められない。自らの美意識に忠実にとだけ心がけた。熟考の結果としての「名刺香」である。アイデアを形にするために、知り合いの先生に頼み込んで無理を聞いてもらった。全てが繊細な手作り。
もはや自己満足。
ひふみさま
ありがとうございます。
実感が湧くまでしばらくかかりそうです。
投稿: 実朝の弟子 | 2025年2月 1日 (土) 15時12分
無事にご退職、おめでとうございます。長い間お疲れさまでした。今までも十分にご趣味を楽しまれていたと思いますが、これからは更にお励み下さいね♪♪
投稿: ひふみ | 2025年2月 1日 (土) 14時04分