退職を機に血圧が下がった話を昨日記事にした。昨日朝の測定結果は以下。

いやもう、下がりすぎさえ疑われると言いたいのではない。
上118はお気に入りのイ長調インテルメッツォ「Andante teneramente」を含むピアノ小品集の作品番号。下68は言わずと知れた第一交響曲。と、これだけでもすごいのに脈拍はと見れば73で、第二交響曲の番号になっているではないか。
ブラームスの作品番号最大は122なので、上の血圧の正常値に収まる。先のピアノ小品のほか、クラリネットソナタ120、4つの厳粛な歌121、オルガンのためのコラール前奏曲122あたりが上の値ならOKである。70台80台の下の正常値あたりは、ブラームスの傑作の森で、第二交響曲、ヴァイオリンソナタ第一番「雨の歌」、2つのラプソディ、大学祝典序曲、ピアノ協奏曲第2番など目白押しだ。3番と4番の交響曲は90と98で、上としては低いが下としては高いという困った番号なのが残念。
上125で下73なら、第九と皇帝というベートーヴェンな血圧にもなる。作品の知名度で申せばこちらのほうが受けがよいかとも。
作品番号で血圧ごっこは、誰でも出来るわけではない。モーツアルトのケッヘル番号や、シューベルトのドイチュ番号ではなじまない。ハイドン、テレマンなど多作家では無理だ。ドヴォルザークは新世界は95で、これまた上なら低すぎ、下なら高過ぎだ。チェロ協奏曲104も同様である。
で、バッハだ。BWV番号の最初は一連のカンタータだ。「人の望みの喜びよ」147や「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」140は、いささか高いものの曲の有名無名にこだわらねば、いかようにも思いつく。大好きな「我は満ち足れり」82や「神は堅き砦」80は下の正常値としてうってつけだ。
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