遺品整理
少し遠い未来の話。避けることの出来ない未来の話。
この度の自室整理をしながら思ったこと。
私がこの世に別れを告げた後、私の持ち物が残る。衣類、食器などの日用品はどうでもよろしい。気になるのは一連の音楽関連グッズだ。
- ヴィオラ 45.5cmの巨大ヴィオラと40.5cmの普通ヴィオラ。それに弓とケース。
- ヴァイオリン 妻の形見。
- パソコン ブラダスを筆頭とするお宝データが詰まっている。
- 「ブラームスの辞書」 おそらく完売することはあるまい。完売しても私の持分は残る。
- スコア ほぼ全部のブラームス作品が揃う。
- 楽譜 ヴィオラ関連と室内楽。
- CD・DVD これがボリュームとしては一番大きいかもしれない。
- 小物 ブラームスのブロンズ像、作曲家の肖像画。写真、絵葉書、トートバッグ、コーヒーカップ
- 書物 音楽関連、鉄道関連、ビール関連、ドイツ語関連、地名関連、和歌関連、歴史関連。
中学生の頃、自分が死んだ場合持ち物を誰と誰に上げるかリストを作った記憶がある。あの頃作ったリストには載っていなかったものばかりである。
遺品整理にやってきた人全てが、「この人のブラームス好きは尋常ではありませんね」と驚いてくれるようなコレクションを目指している。死んだ後に張る見栄なのだ。CDや楽譜の量で驚かれたはいいが、「この人誰が好きだったンだろ」などと思われないようなコレクションを目指している。むしろ量は控えめでブラームスだけという世界が理想である。
最近バッハが膨らんできているのが意外に心配。
こういうことを思うような歳になったということだ。
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