まさかこれほどとは
ヴィオラを練習する時、ついでに妻の形見のヴァイオリンにも風を当てている。どっちもケースから取り出しているということだ。休憩代わりに触ってやるくらいの関わり方だ。で、音程が悪いのはサイズのせいではないと実感させられたが、驚いたのは鳴りの差だ。
元々ヴィオラ弾きの端くれとしてヴァイオリンには存在しないC線の響きを愛してきた。その延長線上で巨大ヴィオラに憧れてここまできたのは事実ながら、D線やG線の鳴りも全く違う。あるいはA線まで加えてもいいかもしれぬ。それらはヴァイオリンにも存在するけれど、巨大ヴィオラの鳴りとは全く別物である。
15年のブランクから復帰してかれこれ1年、復旧にいそしんで来た甲斐もあって、腕前はともかく耳と脳みそはすっかりヴィオラ仕様に塗り変わっていたということだ。
結論が遅くなった。ヴィオラを生涯の楽器にせねばならぬ。
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