事前面談
記事「思案のしどころ 」でヴィオラレッスンを受けるかどうかで考え中と書いた。
ヴィオラの工房のマスターの紹介で、レッスンの先生を捜し当てた。いただいたメモを見て恐る恐る電話を入れたところ、まずは一度お打ち合わせをと勧められて、すっかりその気になった。
あくまでもプレレッスンの打ち合わせだというのに、楽器の他に、最近使用中の楽譜をいくつか持参するよう求められて、キャイーンと緊張が高まった。
どうしよう。
一昨日、お邪魔してきた。
これまでの楽器歴、今回の意図など一通りのヒアリングの後、持参した楽譜をお見せしたところ、どれか弾いてみてくださいとなった。インヴェンションの2番ハ短調のヴィオラパートを弾いたが、緊張した。
最初の指摘は、トリルなどの装飾音符の入れ方。「そこか」という感じ。装飾音符のフィンガリングから逆算してポジションを決めるといいとは、目から鱗。いくつか種類のあるバッハの装飾音符は、破綻のきっかけになりがちだが、対策がとれていなかったと痛感。
次は、上行はクレシェンド、下降はディミヌエンドというフレージング。これを律儀に心がけることでバッハに近づけるとのこと。
開放弦を必ずしも忌避しないでよいとも。
最後にこちらからのリクエスト。右手の柔らかさをもっと実現したいとお伝えすると、きりっと明確なお答えがかえってきた。
あっと言う間の60分で、事実上の体験レッスンだった。
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