危機は突然
11日から母の日関連ネタを4連投していたが、実は大変だった。
思えばそれも母の日だった。一日の用事を終えて19時頃練習のためにとヴィオラを取り出し、弓を張る。時計回りにネジを巻くと弓が張るのだが、突然フロッグが外れた。
何が起きたか分からず呆然とした。
フロッグがはずれるなんぞ初めての体験だ。弓を張るつもりで逆にネジを回して外れたものと思い込んだ。「歳をとったもんだ」とばかり狼狽した。すぐなじみの工房に連絡し、翌日訪問のアポを取った。
見るなり先生の顔付きが変わった。弓を止めるネジが摩耗して外れたのが原因と。ネジの逆回しではなくてほっとしたのも束の間、事態はより深刻だったのだ。
弓の中央部に鉛筆の芯のような状態で収まっているネジがよく観察すると曲がっている。これらの現象から見て元からネジが劣化していた可能性が高いとのこと。ひとまずあり合わせの部品で応急処置をとなって、16日までお預かりとなった。おととし15年ぶりに練習を再開した当時から弓を張るときのネジの手応えがきついと感じたことと符合する。これが15年放置によるものではなく最初からだった可能性が高いらしい。
ひとまず明日戻って来るまでヴァイオリンの弓で練習しているが、実に微妙。楽器の鳴りが別物で面食らう。これほどとは。
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