装飾音符の処理は、演奏家に任されている。とはいえしきたりだけは守らねばならぬ。数字を見て和音をとっさに付けて行かねばならぬ通奏低音ほどではないが、現代の演奏家には荷も重い。
例えばゴールドベルク変奏曲冒頭だ。

見ての通り装飾音符だらけ。事前にちゃんと整理が出来ていないと弾けない。同曲が別編成に編曲されるとき、そこが配慮される。
例えば、以下。

ゴールドベルク変奏曲冒頭の装飾音符が一部律儀に記譜されている。
現代の名人たちは、楽譜に落とされてさえいればかなりな難曲でも軽々だ。アンサンブルの厳密さは記譜の方がより安定するものと思われる。
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