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2026年4月 9日 (木)

宝箱

子供のガラクタ集めをよく見かける。大人には理解不能の宝物だ。ビールの王冠であったり、どんぐりだったり。万が一の時に持って逃げるリストの上位を占めていたりもする。

 

大人になってもその癖が直らないこともある。私にとってはブラームスのレアな作品のCDがそれに当たる。折に触れてブログ「ブラームスの辞書」で述べてきたが、今日はそんな私の宝箱の中身をまとめて紹介する。

 

    1. ヴァイオリン協奏曲第1楽章のカデンツァ16種類。ルジェーロ・リッチというイタリアのヴァイオリニストの演奏だ。なんだかワクワクする楽しさ。古今のヴァイオリニストを手軽に聞き比べる面白さは格別だ。

 

    1. 交響曲第4番のオルガン版。明らかにオリジナルの方がいい。がしかし、怖い物見たさを刺激するという点では最高ランクである。

 

    1. 2つのラプソディー作品79のオルガン版。第四交響曲に比べると聴いていても楽しめる。スペースアドベンチャー物の映画に使われてもよさそうだ。ダース・ベイダーが登場しそうだ。

 

    1. ドイツレクイエムピアノ版。お断りしておくが、ピアノ伴奏版ではない。ピアノ版である。やっぱり合唱が入る方がいいが、話のタネとしての評価である。

 

    1. 四つの厳粛な歌ピアノ版。ピアノ伴奏のCD化ではない。歌の部分もピアノでトレースしている。歌が抜けているが面白い。マックス・レーガーの編曲である。

 

    1. 四つの厳粛な歌管弦楽版。予想外のはまり方で驚いた。ブラームス本人の編曲ではないが、いかにもブラームスっぽい響きがする。

 

    1. オルガンのための11のコラール前奏曲ピアノ編曲。4,5,8,9,10,11番のみだが、ほとんどインテルメッツォである。フルッチョ・ブゾーニの編曲だ。

 

    1. シューマンのピアノ四重奏曲のピアノ連弾編曲。ブラームス自身による編曲。マッコークルにもちゃんと載っている。連弾にするほどの音の厚みが感じられない。これも話のタネだ。

 

    1. FAEソナタヴィオラ版。部分的にオクターブ下げているだけなのだが、時折はっとさせられる。ヴィオラ弾きとしての贔屓目がそうさせていると思われる。

 

    1. ヘンデルの主題による変奏曲管弦楽版。面白い。冒頭主題のトランペットが予想外のはまり方だ。シェーンベルグよりブラームスの響きに近い。

 

    1. ホルン三重奏曲のチェロ版。ブラームスが承認したヴィオラ版のCDは無いのに、渋っていたチェロ版がリリースされているのが面白い。

 

    1. 弦楽六重奏曲第2番弦楽合奏版。1番も聴きたくなる。ブラームスは弦楽セレナーデを残してくれていないので、その代用になる。

 

    1. 弦楽六重奏曲ピアノ三重奏版。ブラームスの友人キルヒナーの編曲だ。ヴィオラ弾きとしては当然不満だ。

 

    1. クラリネットソナタのフルート版。フルートの低い音域が美しい。誰かオーボエ版を出さないかという気もしてくる。

 

    1. クラリネットソナタのヴァイオリン版。美しい。SulGのはまりっぷりはヴァイオリンならでは。

 

    1. クラリネット五重奏曲のヴィオラ版。響きの差が付かないので、バックを弦楽合奏にしている。何と言ってもバシュメット様だ。

 

    1. いくつかの歌曲のチェロ版。マイスキーの血も涙もある選曲が素晴らしい。

 

    1. ハンガリア舞曲チェロ版ピアノとチェロの二重奏だ。ハンガリア舞曲の編曲物の中では面白さ一番だ。

 

    1. オルガンのための11のコラール前奏曲管弦楽版。全曲出ていないのが惜しい。ブラームスへの愛情なくては編曲できまい。

 

    1. ピアノのための51の練習曲。ブラームス作品を上手に演奏するためのエッセンスをブラームス自らギュッと凝縮。ナクソスならではである。

 

    1. ピアノ三重奏曲第一番初版管弦楽版 

 

    1. クラリネットソナタ管弦楽伴奏版 

 

    1. 第一交響曲初演時版

 

  1.  

 

 

 

きっとこれからもっと増えると思う。ホルン三重奏曲の管弦楽バージョンを探している。

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