ベルクのヴァイオリン協奏曲
ベルク最後の作品として名高い。ヴァイオリン協奏曲は、マーラーと死別後再婚したアルマがグロピウスとの間にもうけた娘マノンの死を悼んで作曲された。「ある天使の思い出に」という副題にもそのことが反映されている。
この作品にはなんとバッハのカンタータ第60番第5曲からの引用がある。12音技法てんこ盛りの作品ながらバッハとつながっている。
カンタータの目的は三位一体後第24主日だ。この日に説かれる聖句は、マタイによる福音書第9章の18~26節である。イエスが会堂司ヤリクの娘をよみがえせたエピソードであることを思い起こせば、ベルクの引用にも説得力がある。というより信仰篤き人々には自明だと申していい。
1935年12月24日ベルク没。
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