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2026年5月13日 (水)

初期型2楽章

交響曲第一番の話。ちょっと詳しい解説書には書いてある。第一交響曲は、初演後第二楽章が改訂された。アウトラインだけを申すなら下記の通り。

  • オリジナル A-B-A-C-A
  • 改訂版(現行版) A-(B+C)-A-コーダ

この度、上記のオリジナル版を収録したCDを入手した。

演奏はギュンター・ノイホルト指揮 バーデン国立歌劇場管弦楽団。現行版全曲が収められた後の5トラック目がオリジナル版の2楽章になっている。初演から5度の演奏はオリジナルで行われたが、出版前にブラームス自身が手を入れたという。回収を免れたパート譜から類推して全楽章が復元された。

聴いてみた。響きはとても自然でブラームス風に仕上がっている。5小節目アウフタクトから名高いオーボエのソロが早くも始まってしまう。「好きな寿司ネタは後から」派には物足りまい。中間にまたオーボエのソロが復帰してから、クラの微妙なソロが始まる。「おおABA」かと感じさせる瞬間。最後に独奏ヴァイオリンもちゃんと聴ける。クルマの中で流して聴いているとすんなり入ってきかねない。再現部前の繊細なティンパニの保続音による手続きが無い。あの魔法のような展開は、後付だったと感心するばかりだ。

演奏するオケの本拠地はカールスルーエ。申すまでも無くブラ1初演の地。そして初演を任されたバーデン公国宮廷オケの後裔に当たる団体による由緒正しい演奏。録音場所もカールスルーエだ。

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