ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

カテゴリー「215 練習曲」の4件の記事

2009年4月 8日 (水)

無伴奏ごっこ

伝ブラームス作「トランペットまたはホルンのための12のエチュード」をヴァイオリンで弾いて楽しんでいることは3月9日の記事「悪知恵」で述べた。

あれからかれこれ1ヶ月。根拠レスな直感で申し訳ないが、すっかりブラームスの真作のような気がしてきた。「弾いてて飽きない」が唯一の根拠だ。ずっと弾いていてデジャブに見舞われた。どこかで経験した感覚なのだ。

今日、それが何だか判った。判ってみるとこれが何ともお叱り覚悟な妄想だ。

バッハの無伴奏チェロ組曲をヴィオラで弾いて遊んでいた時の感覚に似ているのだ。もちろん一番の要因は無伴奏だ。バッハの域に及ばないが、12のエチュードがどうも舞曲の集合に見えて仕方がない。プレリュードあり、アルマンドあり、メヌエットあり、ジークあり、ブーレありだ。

後年名高いシャコンヌをピアノ左手用に編曲するくらいだから、バッハ一連の無伴奏作品をよく知っていた。問題は17歳というこの時期に既に知っていたかだ。

もしかしてバッハの無伴奏作品が念頭にあったのではないか。無伴奏楽器による古典舞曲の集合体の体裁を採用したエチュードは、とりわけ無伴奏チェロ組曲と同じベクトルを感じる。まさかとは思うが一応言っておく。

ホルンやトランペットのためのエチュードをヴァイオリンで弾いて、こんなに面白いというのは、何とも罰当たりな話である。これを使って練習してホルンやトランペットが上手くなるのか疑問である。

2009年3月 9日 (月)

悪知恵

伝ブラームス作「トランペットまたはホルンのための12のエチュード」の楽譜を入手したことは既に書いた。このところ毎日にらめっこしている。

  1. Moderato 4分の4拍子 変ロ長調 31小節
  2. Marziale 4分の4拍子 ハ短調 34小節
  3. Andantino 8分の12拍子 変イ長調 33小節
  4. Andante 4分の4拍子 変ニ長調 33小節
  5. Adagio 4分の4拍子 ト長調 34小節
  6. Allegro vivace 8分の6拍子 変ロ長調 83小節
  7. Allegro 4分の3拍子 ニ長調 89小節
  8. Moderato 8分の3拍子 イ長調 76小節
  9. Maestoso 4分の4拍子 ホ長調 50小節
  10. Allegro 8分の6拍子 ホ長調 92小節
  11. Moderato 4分の4拍子 ロ長調 54小節
  12. Allegro 4分の2拍子 変イ長調 72小節

こうして1番から順に概要を書きとめるだけでもワクワクする。2番冒頭を飾る「Marziale」という用語はブラームス作品ではここ以外に存在しない。

素朴な疑問が一つ。この楽譜はinBだろうかinFだろうか?トランペットまたはホルンのためのエチュードなのだからそれらの楽器が移調楽器であることは、どのように織り込まれているのだろう。

私の考えはinCだ。

手元の楽譜は、マッコークルの譜例と完全に一致する。マッコークルは移調楽器のものであっても譜例は全てinCで実音を記している。そのマッコークルと同じということはすなわちinCだと思う。また4番までの作品はB管またはF管で吹くとフラットが減る調だ。

しからばとばかりにいたずらを思いついた。

これをヴァイオリンで弾くのだ。12曲全てを見渡しての最低音は5番ト長調の最後の音として出現するGだ。ヴァイオリンのG線開放弦の音である。最高音は3番変イ長調の17小節目に一度だけ現れるCだ。五線の上に2本仮線を加え、その2本目に串刺しにされる音だ。つまりヴァイオリンの第一ポジションでほぼ出せる音から出来ているということだ。

これがなかなか面白い。規模は小さいながらも音楽作品としての起承転結がキチンと設定されている感じだ。

2009年2月28日 (土)

いやはや何ともお宝

本年2月5日の記事「ホルンのエチュード」でブラームスが作ったトランペットまたはホルンのための教則本があると書いた。

何とその楽譜を見つけてしまった。3570円を即買いである。

先日出かけたNTCのトロンボーンアンサンブルに刺激されて次女のためにトロンボーンの手頃なピースが無いものかと楽譜ショップをうろついていた。チラリと「ブラームス」の文字が目に飛び込んできた。「さては」とばかりにすぐ脳内が酸っぱい液で満たされた。トロンボーンの棚の1つ上のそのあたりはトランペットの棚だったからだ。咳き込むようにほじくり出すとやっぱり例のあれだった。

マッコークルは何とも律儀で、「怪しげ」としているこの曲についてもちゃんと譜例を載せている。12のエチュード全てについて冒頭の譜面が引用されている。親切と言えば親切だが、この小出しは身体に悪いとかねがね思っていた。

が、とうとうその全貌を入手することが出来た。

英語で書かれた序文を読む限り、ブラームスの父の所属する楽団仲間のあまり上手とは言えないトランペット吹きのためにブラームスが書いたことになっている。この状況は1840年代後半の成立とするマッコークルの推定と矛盾しない。万が一真作ならU-17のブラームスによる作品で、op4のスケルツォを現存最古の真作とする立場にも影響があろう。

ダイナミクスやアーティキュレーションの用語もところどころにあるので、色めきだったがそれらは校訂者が後からつけたようだ。Max Zimolongというホルン奏者で、ベルリンフィルやドレスデン国立歌劇場管弦楽団での経歴があるらしい。マッコークルはあくまでも「怪しげ」という立場だが、楽譜の出版元はハンブルクのSikorski社だけにもしやという期待も膨らむ。

金管楽器の知識が無いので、どのような効果があるのか楽譜を見ただけでは判らないがお宝だ。

CDでもありはせぬかと思いは膨らむ。

2007年5月10日 (木)

禁断のエチュード

ブラームスが作曲した「ピアノのための51の練習曲」は、単調な音形の繰り返しの中から、指の拡張や脱力を習得出来る上に、ブラームスの香りさえ満喫できるという代物である。しかもその効果は絶大だという。

良いことずくめのエチュードかというとそうでもない。取り扱いを誤ると手を故障しかねないという、物騒な副作用もあると一部で言われている。ピアノ教師の処方箋無しでは危なくて迂闊に手が出せないのだ。生徒の能力や意欲等慎重に考慮して適量を適切なタイミングでというのがいいらしい。

何でも「パガニーニの主題による変奏曲」を習得するためのエチュードだという話もある。自作最高難易度の曲について「こうしたら弾けますよ」というエチュードを書いてしまうというのは何たるサービス精神だろう。裏を返せば「パガニーニの主題による変奏曲」は、身体を壊しかねないような訓練をしなければ弾けないということなのだ。

クララ・シューマンが「魔女の変奏曲」と称したのは、このあたりの事情を考慮してのことかもしれない。

http://brahmsop123.air-nifty.com/sonata/2007/05/post_5220.html

その他のカテゴリー

001 用語解説 | 002 ドイツ旅行① | 003 ドイツ旅行② | 050 空席状況 | 051 お知らせ | 052 総集編 | 053 アラビアンナイト計画 | 060 ブラームス神社 | 061 縁起 | 063 賽銭 | 070 ドイツ分室 | 071 地名辞書 | 072 地名探検 | 073 地名語尾辞典 | 074 地名語尾 | 075 ドイツ語 | 076 ドイツ方言 | 077 ドイツ史 | 078 ハプスブルク | 079 人名辞典 | 080 イベント | 081 謝恩クイズ | 082 かるた | 083 のだめ | 084 お盆 | 085 中国出張 | 086 英国研修 | 087 ブログ出版 | 088 意訳委員会 | 089 ドヴォルザークイヤー総集編 | 090 ドヴォルザーク作品一覧 | 100 作曲 | 101 編曲 | 102 楽譜 | 103 音符 | 104 楽語 | 105 テンポ | 106 音強 | 107 拍子 | 108 調性 | 109 奏法 | 110 演奏 | 111 旋律 | 112 音型 | 113 リズム | 114 和声 | 115 対位法 | 116 形式 | 117 編成 | 118 ヘミオラ | 119 テキスト | 120 ベースライン | 121 再現部 | 122 微調整語 | 123 語彙 | 124 表情 | 125 伴奏 | 126 ジプシー音楽 | 140 ソナタ | 141 変奏曲 | 142 フーガ | 143 ロンド | 144 コラール | 145 間奏曲 | 146 スケルツォ | 147 ワルツ | 149 緩徐楽章 | 150 セレナーデ | 153 カプリチオ | 154 トリオ | 155 序奏 | 156 シャコンヌ | 157 メヌエット | 160 ブラームス節 | 161 分布 | 162 引用 | 170 楽器 | 171 ピアノ | 172 ヴァイオリン | 173 ヴィオラ | 174 チェロ | 175 コントラバス | 177 オーボエ | 178 クラリネット | 179 ファゴット | 180 ホルン | 181 トランペット | 182 トロンボーン | 183 チューバ | 184 ティンパニ | 185 トライアングル | 190 鍵盤楽器 | 191 弦楽器 | 192 木管楽器 | 193 金管楽器 | 194 打楽器 | 195 メゾソプラノ | 196 アルト | 200 作品 | 201 ピアノ曲 | 202 歌曲 | 204 室内楽 | 205 交響曲 | 206 協奏曲 | 207 管弦楽曲 | 208 合唱 | 209 重唱 | 210 民謡 | 211 オルガン | 212 オペラ | 213 カノン | 214 連弾 | 215 練習曲 | 216 学生歌 | 230 ドイツレクイエム | 231 交響曲第1番 | 232 交響曲第2番 | 233 交響曲第3番 | 234 交響曲第4番 | 235 大学祝典序曲 | 236 ヴァイオリン協奏曲 | 237 ピアノ協奏曲第1番 | 238 ピアノ協奏曲第2番 | 239 二重協奏曲 | 248 弦楽六重奏曲第1番 | 249 弦楽六重奏曲第2番 | 250 ピアノ五重奏曲 | 251 クラリネット五重奏曲 | 252 弦楽五重奏曲第1番 | 253 弦楽五重奏曲第2番 | 254 弦楽四重奏曲第1番 | 255 弦楽四重奏曲第2番 | 256 弦楽四重奏曲第3番 | 257 ピアノ四重奏曲第1番 | 258 ピアノ四重奏曲第2番 | 259 ピアノ四重奏曲第3番 | 260 ピアノ三重奏曲第1番 | 261 ピアノ三重奏曲第2番 | 262 ピアノ三重奏曲第3番 | 263 ホルン三重奏曲 | 264 クラリネット三重奏曲 | 265 ヴァイオリンソナタ第1番雨の歌 | 266 ヴァイオリンソナタ第2番 | 267 ヴァイオリンソナタ第3番 | 268 チェロソナタ第1番 | 269 チェロソナタ第2番 | 270 クラリネットソナタ第1番 | 271 クラリネットソナタ第2場 | 272 FAEソナタ | 300 作曲家 | 301 バッハ | 302 シェーンベルク | 303 ドヴォルザーク | 304 ベートーヴェン | 305 シューマン | 306 メンデルスゾーン | 307 モーツアルト | 308 ショパン | 309 シューベルト | 310 ワーグナー | 311 マーラー | 312 チャイコフスキー | 313 Rシュトラウス | 314 リスト | 315 ヘンデル | 318 ヨハン・シュトラウスⅡ | 319 ビゼー | 320 ブルックナー | 321 ハイドン | 322 レーガー | 323 ショスタコーヴィチ | 350 演奏家 | 351 クララ | 352 ヨアヒム | 353 ミュールフェルト | 354 アマーリエ | 356 ビューロー | 357 クライスラー | 358 ヘンシェル | 362 シュットクハウゼン | 400 人物 | 401 ファミリー | 402 マルクゼン | 403 ジムロック | 404 シュピッタ | 405 ビルロート | 407 ビスマルク | 408 ハンスリック | 409 フェリクス | 411 マンディ | 412 ヴィトマン | 416 カルベック | 417 ガイリンガー | 418 エルク | 419 グリム兄弟 | 420 森鴎外 | 431 アガーテ | 432 リーズル | 433 マリエ | 434 ユーリエ | 435 オイゲーニエ | 436 ベルタ | 437 リースヒェン | 438 オティーリエ | 439 シュピース | 441 バルビ | 442 シシィ | 500 逸話 | 501 生い立ち | 502 性格 | 503 学習 | 504 死 | 505 葬儀 | 506 職務 | 507 マネー | 508 報酬 | 509 寄付 | 510 顕彰 | 511 信仰 | 512 友情 | 513 恋 | 515 別れ | 516 こだわり | 517 癖 | 518 読書 | 519 リゾート | 520 旅行 | 521 鉄道 | 522 散歩 | 523 食事 | 524 ワイン | 525 タバコ | 526 コーヒー | 527 趣味 | 528 手紙 | 529 ジョーク | 530 習慣 | 531 住居 | 532 恩人 | 533 指揮者 | 534 教師 | 535 暗譜 | 536 美術 | 537 ビール | 550 楽友協会 | 551 ジンクアカデミー | 552 ハンブルク女声合唱団 | 553 赤いハリネズミ | 554 論争 | 555 出版社 | 556 初版 | 557 献呈 | 558 伝記 | 559 初演 | 560 校訂 | 571 ウィーン | 572 ハンブルク | 573 イシュル | 574 トゥーン | 575 デトモルト | 576 ペルチャッハ | 577 ライプチヒ | 578 デュッセルドルフ | 579 フランクフルト | 580 ベルリン | 590 イタリア | 591 イギリス | 592 チェコ | 600 ブログMng | 601 運営方針 | 602 自主規制 | 603 アクセス | 604 検索 | 605 カテゴリー | 606 記事備蓄 | 607 創立記念日 | 608 ブログパーツ | 609 舞台裏 | 610 取材メモ | 611 マッコークル | 613 一覧表 | 614 課題 | 615 カレンダリング | 616 ゴール | 617 キリ番アクセス | 618 キリ番記事 | 630 記念 | 631 誕生日 | 632 命日 | 633 演奏会 | 634 正月 | 635 ヴァレンタイン | 636 クリスマス | 637 ブラームス忌 | 638 ブラスマス | 639 クララ忌 | 641 愛鳥週間 | 642 ランキング | 699 仮置き | 700 思い | 701 仮説 | 702 疑問 | 703 お叱り覚悟 | 704 発見 | 705 奇遇 | 706 区切り | 707 モチベーション | 708 演奏会 | 709 感謝 | 710 よろこび | 711 譜読み | 712 音楽史 | 720 日本史 | 721 日本人 | 722 日本語 | 723 短歌俳句 | 724 漢詩 | 725 三国志 | 727 映画 | 728 写譜 | 730 写真 | 731 数学 | 732 レッスン | 733 ビートルズ | 740 昔話 | 741 仲間 | 742 大学オケ | 743 高校オケ | 760 家族 | 761 父 | 762 母 | 763 妻 | 764 長男 | 765 長女 | 766 次女 | 767 恩師 | 780 スポーツ | 781 野球 | 782 駅伝 | 783 バスケットボール | 784 サッカー | 785 アントラーズ | 786 バドミントン | 790 コレクション | 791 CD | 792 ipod | 793 楽譜 | 794 書籍 | 795 グッズ | 796 愛器 | 800 執筆の周辺 | 801 執筆の方針 | 802 ブラダス | 803 校正 | 804 譜例 | 807 パソコン | 808 ネット | 809 ドボダス | 810 ミンダス | 820 出版の周辺 | 821 パートナー | 822 契約 | 823 装丁 | 825 刊行記念日 | 840 販売の周辺 | 841 お買上げ | 842 名刺 | 860 献本 | 861 ドイツ国立図書館

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ