新幹線の友2
先日、またまた福岡まで新幹線で往復してきた。
暇つぶしにバッハのゴールドベルク変奏曲を聴きまくった話もしてある。あのとき 以来の企てだ。
今回はシューベルトに挑戦だ。
弦楽四重奏全集全6枚を持ち込んで聴いてきた。ドーヴァーさんのフルスコアも一緒である。片道3枚でちょうどいい感じ。番号順に聴いた。「死と乙女」「ロザムンデ」など知名度の高い作品は帰路であった。
それらの前12番にさしかかったとき、凍り付いた。ブックレットによれば単一楽章で、第一楽章相当分が断片として出版されていて云々。本作出版にブラームスが関与している。ブラームスはウイーンに進出した直後、シューベルトの遺作を所有する出版社と懇意であった。シューベルトの兄が相続した楽譜が大量に所蔵されていて、写譜に励んだという。その中から一部出版に回っているということだ。1870年のことらしい。
ブラームスの遺品となったその楽譜が楽友協会に保管されている。
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