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カテゴリー「322 レーガー」の13件の記事

2019年3月21日 (木)

悩み多き3月

3月は、バッハに加えてテレマン、ヴィヴァルディの誕生日が重なる。長男やビオンディも3月生まれだ。ブログ記事配置が大変厄介だ。会期延長で、期間中に3月が2回来ることになって本当に助かった。おかげでテレマン関連記事を2019年にずらすことで、2018年3月のカオスが解消した。

きしくもレーガーの誕生日に始まったココログのシステムメンテナンスが長引いて、3月19日0時から本日バッハの誕生日まで管理画面にアクセスできなかった。さてはオルガンマニアか。管理画面の使い勝手が全面的に変わってしまい、しばらくは用心が要りそうだ。

 

 

 

 

2018年12月23日 (日)

オルガン演奏会④

リューベック、マリエン教会のコンサート。2018年8月16日19時。

結論から申すなら旅行中4度の中で最高のコンサートだったと断言する。

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まずもって見上げんばかりの位置にあるオルガン。人の大きさと位置から、スケールをご想像願いたい。

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そして以下が小オルガン。

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これだけで演奏会前にテンションが上がってしまう。以下がプログラムだ。ブクステフーデ創設の「Abend Musik」という表記が誇らしげでさえある。

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バッハとブクステフーデの因縁に十分配慮しつつ、バロック前期からMプレトリウスを加えるという史的意図は明らかながら、実際に音が鳴りだすとそんなことは枝葉末節だとわかる。空間込み、歴史込み、思い入れ込みの演奏会であり、仮に同じプログラムを東京で聴いても同じ感想にはなるまい。

最後の演目レーガーのコラールファンタジーが「神は堅き砦」であるのは奇遇だ。今回の旅行ではアイゼナハのムゼウムでの体験が強烈だったから、最後に聴くのが同じコラールで感慨もひとしおだ。

2018年8月 1日 (水)

オルガン版トッカータ

バッハのトッカータBWV910から916までの7曲が、レーガーの手によってオルガン用に編曲されていた。7曲のうち、EmollBWV914とGdurBwv916を除く5曲だ。

レーガーのオルガン作品op16目当てにいろいろ探しているうちにこれらを収録したCDに巡り合った。元々好きな作品である上に、最近オルガンにはまっていることもあってホクホクと買い求めた。

すごいCDだった。

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まずは録音場所。ハンブルク聖ミヒャエリス教会。演奏は、同教会の音楽監督Christoph Schoenerという人。レーガーが編曲を残していないBWV914と916をみずから編曲してシリーズを完結させてくれている。同教会にある3つのオルガンを弾き分けてくれている。

このうち2つがジャケットに映っている。

何を隠そう、この教会は、テレマンやCPEバッハが君臨し、ブラームスが洗礼を受けたという聖地だ。

2018年7月 9日 (月)

大出費

レーガーがブラームスに献じたオルガン作品「JSバッハの作法にて」のCDをとうとう入手した。全集の中に入っていた。

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これ欲しさに、全集をやむなく買い求めた。およそ8000円の大出血だ。

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気を取り直してブックレットを読むと、オルガンコラールが山ほどある。バッハと共通するものも多くてしばらく退屈しない。

2018年3月19日 (月)

レーガー

1896年、ブラームスの死の前年だ。マックスレーガーは「JSバッハの亡き魂に」op16をブラームスに贈った。オルガン組曲である。ブラームスに対する献辞が添えられていて、ブラームスがたいそう喜んだという。

もともとレーガーはバッハ好きである。バッハの主題による変奏曲も書いている。それだけなら「レーガーさんもバッハをお好きなのね」で終わるのだが、「JSバッハ」を冠した作品をわざわざ献辞をつけてブラームスに贈るとなると話は別だ。

ブラームスもバッハ好きである前提がないとあり得ぬ話だ。好意を相手に伝える場合、相手の気に入るものを贈るのが自然だ。つまりブラームスのバッハ好きをレーガーが知っていたということだ。

本日3月19日はレーガーの誕生日だ。

大問題がある。CDがなかなか見つからない。

2018年3月18日 (日)

バッハマニア

レーガーは作曲家、オルガニスト、ピアニスト、指揮者ということになっている。これに加えて編曲者という一面も見過ごせない。編曲の素材にバッハが選ばれることが頻繁にある。オルガニストらしくバッハへの傾倒は本格的だ。

編曲の方向として、バッハのオルガン作品をピアノに編曲しているのであれば、とても理解しやすい。19世紀後半からのレーガーの時代は、ピアノの普及が行き着くところまでいった時代だ。家庭への浸透も含めて普及度は頂点に達する。

一方でオルガンはその規模もあって普及度をピアノと同列に扱う訳にはいかない。だからバッハのクラヴィーア作品をオルガン用に編曲するというのは、編曲の向きとしては相当マニアックだ。

このほど、そこを絵に描いたようなCDを入手した。

  1. 半音階的幻想曲とフーガBWV993
  2. 平均律クラヴィーア曲集から嬰ハ短調の前奏曲とフーガBWV849
  3. インヴェンション BWV772~786
  4. 幻想曲とフーガDdurBWV912

これらのオルガン編曲だ。クラヴィーア作品として十分に普及している作品をわざわざオルガン用に転写するのだから芸が細かい。

聴いていて楽しい。

2011年11月17日 (木)

MDG

ドイツのCDレーベルの名前。「Musikproduktion Dabringhaus und Grimm」のイニシャルだ。DabringhausさんとGrimmさんの共同経営らしい。何と申しても本社所在地がデトモルトというのがおしゃれである。

さてさて、小さな街の田舎レーベルかと思いきやとんでもないグッドジョブに出会った。「Das Lieben bringt gross Freud」というタイトルのアルバム。演奏者はアマルコルドAmarcordという男声五重唱(テノール2、バリトン1、バス2)と、ライプチヒ弦楽四重奏団のジョイントで、20曲のドイツ民謡が演奏されている。

これだけでも十分驚きだ。

ジョイントと言っても両者の共同演奏は全20曲のうち3曲だけ。「菩提樹」の男声五重唱の弦楽四重奏伴奏が聴ける。

以下8曲は弦楽四重奏だけの演奏だ。以下に曲を示す。

  1. Das Fuchslied
  2. Das Schwabische Brunnele
  3. Muss i denn
  4. O du lieber Augstin
  5. Ist mir alles eins
  6. Ach, wie ist's moglich denn
  7. Loreley
  8. In eine Kuhle Grunde

いやいやお宝。編曲はモーリッツ・ケッセマイヤーという人。1831年生まれで1884年に没したからブラームスと重なっている。ウィーン宮廷歌劇場のヴァイオリニストでのちに指揮もした。音楽之友社刊行の「ブラームス回想録集」第2巻40ページ。ホイベルガーとの会話の場面で、ブラームスがケッセマイヤーの葬儀に参列したことが明らかとなる。「光り輝く音楽家、善良なる人物、栄えある同胞」というのがブラームスの見立て。作曲や編曲にも才能を見せたらしく、名高いドイツ民謡を弦楽四重奏に編曲している。ここにある8曲も超有名どころだ。1番は大学祝典序曲の中にも出てくる「新入生の歌」だ。編曲も凝っていて飽きさせない。

アマルコルドはライプチヒ・トマス教会の少年合唱団の出身者らしく、ライプチヒ四重奏団とはライプチヒつながりの競演だ。技あり連発の嬉しいCDである。

2011年10月 1日 (土)

Wie bitter bist du

9月28日の記事「恐るべしレーガー」で言及したレーガーの合唱曲「O Tod,wie bitter bist du」のCDをこのほど無事入手した。ソプラノ、アルト、テノール、バスがそれぞれ2分されたアカペラの混声八部合唱だ。行きつけのCDショップであっさり見つかった。きっと前からあったのだと思う。こちらのアンテナがそちらに向いていなくて判らなかっただけだ。

この作品は「3つのモテット」op110の中の3つ目だ。この時点で既に脳味噌が酸っぱくなっている。何故ならブラームスにおいてもop110は「3つのモテット」になっている。偶然にしては出来過ぎな気がする。

CDを購入して帰宅する電車の中でテキストを確認した。案の定「4つの厳粛な歌」op121の3番とピタリと一致する。全体がホ短調で最後にホ長調に転じて終わるという調性のプランさえも一致していた。同じディスクに収録された作品が11曲あるが、ブラームスの声楽作品と一致している作品は他に無い。レーガーがこの作品を作曲するにあたりブラームスを念頭置かなかったとしたらそれこそ奇跡だ。ブラームスを意識していたに決まっている。

英語の解説を舐めるように探したが「Brahms」の文字は発見出来なかった。この作品を解説する時にブラームスの「4つの厳粛な歌」を迂回しているということが最大の謎だ。

2011年9月30日 (金)

レーガーの手口

マックス・レーガーの手によるドイツ民謡の編曲がある。つい最近それらを収録したCDを手に入れたところだ。23曲のうちブラームスの編曲と被る作品を数えたら、たったの2曲だった。

  1. Der Schnitter Tod 旋律は同じだが少しだけテキストが違う。
  2. Ich hab die Nacht traumet

楽譜が無いから聴いた感じだけで申すと、レーガーとて特にトリッキーな和音を使ったりはしていない。メロディーラインの装飾が少しブラームスより細かい。フレーズとフレーズの合間に合いの手を差し挟むことが多い。ブラームスの方がオーソドックスな感じがする。むしろこうした被りがたったの2曲であることそれ自体が特色だと思う。

ブラームスのピアノ四重奏曲第一番に見事なオーケストレーションを施したシェーンベルクにも、ドイツ民謡を題材にした合唱作品がある。「Drei Volksliedsatze」という。「民謡三章」とでも訳すのだろう。こちらは民謡の旋律こそ使っているが、単純な編曲ではない。声部が錯綜していて難解。一部に聴きなれぬ響きも出てくる。レーガーはずっとシンプル。あくまでもあくまでも民謡編曲の柵内にとどまる感じ。

2011年9月29日 (木)

同稿異曲

ひょっとすると私の造語。同じテキストが違う旋律で歌われることだ。代表は何と言っても「野ばら」だ。ゲーテ作のテキストが100通り以上の旋律で歌われるという。我が家にCDがあるのは、そのうちの4種類だけだ。シューベルト、ウェルナー、シューマンそしてブラームスだ。

日本で「夜汽車」として歌われている旋律は「Wenn ich ein Voglein war」というテキストで歌われるのが普通だ。ロベルト・シューマンが同じテキストを採用して二重唱を作曲しているが、このほど買い求めたレーガーの民謡編曲のCDでは、シューマンとも夜汽車とも違う第3の旋律で歌われていた。最近脳味噌に民謡補正がかかているから、この種の発見には心が躍る。

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