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カテゴリー「322 レーガー」の19件の記事

2023年12月23日 (土)

聖トマス教会合唱団のクリスマス

手許に1枚のDVDがある。ライプチヒ聖トマス教会合唱団によるクリスマスコンサートだ。25曲が収録されている。指揮はゲオルグ・クリストフ・ピラーという人物。録音時点でのトマスカントルだ。

ご機嫌な内容で満足。作品は合唱だけではない。オルガン独奏がときどきさしはさまれて退屈しない。25曲中最多は9曲でバッハ。他にはパレストリーナ、アンブロジウス、シャイン、シュッツ、メンデルスゾーン、レーガーなど多岐にわたる。ほんのりと合唱音楽の歴史もトレースしているかのよう。ブラームスが呼ばれていないのが残念だが、ライピチヒとの関連が優先されているようだ。

興味深いのは「きよしこの夜」だ。全体の最後から1個前に収録されているのだが、作曲者がグルーバーではなく、グスタフ・シュレックとなっている。この人は1892年から1918年までトマスカントルだった人。トマス教会の内部では「きよしこの夜」の作曲者がシュレックであると伝承されてるらしい。「編曲者」がいつのまにか「作曲者」と伝えられたのかもと想像が膨らむ。

あきない。

2021年10月20日 (水)

レーガーさまさま

「タルタルスの群れ」D583のブラームスによる管弦楽版のCDに出会えないと書いた。CDショップを物色中に貴重な代替品を発見した。

20211017_083319

レーガー編曲のシューベルト歌曲集だ。収載は下記。

  1. 魔王 D328
  2. メムノン D541
  3. 楽に寄す D547
  4. 月に寄す D296
  5. 君は我がやすらぎ D776
  6. 竪琴弾きの歌1 D478
  7. 夕映えの中で D799
  8. 連祷 D343
  9. 糸を紡ぐグレートヒェン D118
  10. 夜と夢 D827
  11. 老人の歌 D778
  12. タルタルスの群れ D583
  13. プロメテウス D674

レーガーさまさまだ。上記のうち「メムノン」「夕映えの中で」「老人の歌」「タルタルスの群れ」の4曲はブラームスも編曲している。「メムノン」以外はCDが無いのでとても貴重だ。

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この二人似てはいまいか。

2021年3月19日 (金)

ちなみにレーガー

パッヘルベルについてもオルガンインデックス を作成した。作品番号体系の不備を何とか補っての作業だった。面白くて癖になる。ほかに出来る作曲家がいやしないか探した。テレマンはオルガン自由曲の数が少なくてつまらない。ブラームスもだ。オルガン自由曲の数がある程度まとまってくれないとモチベーションが保てない。それでいてそこそこCDが入手可能でないといけない。

バロックではないがレーガーで同じことをすると総演奏時間がえらいことになる。なんと6時間18分だ。バッハの5時間33分を悠々と超える。バッハ側はトリオ6曲を控除しているとはいえ、大したもんだ。8枚組かもしれぬ。

今日はレーガーさんのお誕生日だ。

 

 

 

 

2021年2月17日 (水)

ぬんこむ

オルガン曲アルバムのタイトルだ。これだけでわくわくする。クリスマス用コラールとして名高い「Nun komm der Heiden Heiland」(来たれ異邦人の救い主よ)をベースにした古今の作曲家たちのオルガンコラール集である。

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冒頭には賛美歌集収載の同コラールの4声体がオルガン演奏される。これに36種類が続く。「Nun komm der heiden Heiland」の主題による変奏曲を以下の作曲家たちが分担しているかのよう。

  1. Jan Pieterszoon Sweelinck(1562-1621)
  2. Dietrich Buxtehude(1637-1707)
  3. Andreas Kneller(1649-1724)
  4. Johan Pachelbel(1653-1706)
  5. Friedrich Wilhelm Zachow(1663-1712)
  6. Nicolaus Bruns(1665-1697)
  7. Johan Heinrich Buttstedt(1666-1727)
  8. Andereas Nocolaus Vetter(1666-1734)
  9. Georg Friedrich Kauffmann(1679-1735)
  10. Johan Gottfried Walther(1684-1748)
  11. Johan Sebastian Bach(1685-1750)
  12. Gotfried August Holmilius(1714-1785)
  13. Max Reger(1873-1916)
  14. Marcel Dupre(1886-1971)
  15. Hugo Distler(1908-1942)
  16. Anton Heiler(1923-1979)

この16名の作品36曲が並ぶ。収録は作曲家の生年順が決然と遵守される。バッハが11番目に過ぎない。オランダの歴史的名器2台による丁寧な演奏で聴ける。コラール研究という切り口にとどまらず、オルガン音楽の歴史まで意図されている。おそるべし。

2020年12月 4日 (金)

レーガーにもひっそり

バッハのBWV140として名高い「目覚めよと呼ぶ声がきこえ」は古来親しまれていると見えて、これを題材に有名無名さまざまな作曲家たちがオルガンコラールを仕立てている。

バッハ以降最大のオルガン作曲家と目されるマックス・レーガーにもあった。「30の小さなコラール前奏曲」op135の25番目だ。

心洗う一品。

 

 

2019年6月11日 (火)

横展開の挫折

バッハ、ブクステフーデでオルガン自由曲を作品番号順に収録したプライヴェートCD集を作ったとはしゃいだ。しからばとばかりにテレマンで試みたがあっけなくとん挫した。

テレマンのオルガン自由曲は小さなフーガが20曲だけ。我が家のCDにはそれらが作品番号順に1枚に収まっているから、わざわざ作る意味がないからだ。

かくなる上はパッヘルベルだとばかりに手持ちCDをかき集めて愕然とした。ブックレットに作品番号の記載がない。これいかにと調べるとパッヘルベルの作品番号は「P」「T」「PC」の3つの系統があって、どれもが完璧でない。例えば名高い「カノンとジークニ長調」は「P37」「T337」「PC358」である。だからブックレットに作品番号の記載がない。ジャンル名と調性から目星をつけるにも同名同一調が複数あることが多く、お手上げである。

かくなる上は奥の手レーガーかと奮起したが、これまた挫折。響きに慣れることが出来ず気合が続かなかった。

ブクステフーデで作れたこと自体相当ありがたいことだと思い知った。

 

 

2019年3月21日 (木)

悩み多き3月

3月は、バッハに加えてテレマン、ヴィヴァルディの誕生日が重なる。長男やビオンディも3月生まれだ。ブログ記事配置が大変厄介だ。会期延長で、期間中に3月が2回来ることになって本当に助かった。おかげでテレマン関連記事を2019年にずらすことで、2018年3月のカオスが解消した。

きしくもレーガーの誕生日に始まったココログのシステムメンテナンスが長引いて、3月19日0時から本日バッハの誕生日まで管理画面にアクセスできなかった。さてはオルガンマニアか。管理画面の使い勝手が全面的に変わってしまい、しばらくは用心が要りそうだ。

 

 

 

 

2018年12月23日 (日)

オルガン演奏会④

リューベック、マリエン教会のコンサート。2018年8月16日19時。

結論から申すなら旅行中4度の中で最高のコンサートだったと断言する。

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まずもって見上げんばかりの位置にあるオルガン。人の大きさと位置から、スケールをご想像願いたい。

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そして以下が小オルガン。

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これだけで演奏会前にテンションが上がってしまう。以下がプログラムだ。ブクステフーデ創設の「Abend Musik」という表記が誇らしげでさえある。

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バッハとブクステフーデの因縁に十分配慮しつつ、バロック前期からMプレトリウスを加えるという史的意図は明らかながら、実際に音が鳴りだすとそんなことは枝葉末節だとわかる。空間込み、歴史込み、思い入れ込みの演奏会であり、仮に同じプログラムを東京で聴いても同じ感想にはなるまい。

最後の演目レーガーのコラールファンタジーが「神は堅き砦」であるのは奇遇だ。今回の旅行ではアイゼナハのムゼウムでの体験が強烈だったから、最後に聴くのが同じコラールで感慨もひとしおだ。

2018年8月 1日 (水)

オルガン版トッカータ

バッハのトッカータBWV910から916までの7曲が、レーガーの手によってオルガン用に編曲されていた。7曲のうち、EmollBWV914とGdurBwv916を除く5曲だ。

レーガーのオルガン作品op16目当てにいろいろ探しているうちにこれらを収録したCDに巡り合った。元々好きな作品である上に、最近オルガンにはまっていることもあってホクホクと買い求めた。

すごいCDだった。

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まずは録音場所。ハンブルク聖ミヒャエリス教会。演奏は、同教会の音楽監督Christoph Schoenerという人。レーガーが編曲を残していないBWV914と916をみずから編曲してシリーズを完結させてくれている。同教会にある3つのオルガンを弾き分けてくれている。

このうち2つがジャケットに映っている。

何を隠そう、この教会は、テレマンやCPEバッハが君臨し、ブラームスが洗礼を受けたという聖地だ。

2018年7月 9日 (月)

大出費

レーガーがブラームスに献じたオルガン作品「JSバッハの作法にて」のCDをとうとう入手した。全集の中に入っていた。

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これ欲しさに、全集をやむなく買い求めた。およそ8000円の大出血だ。

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気を取り直してブックレットを読むと、オルガンコラールが山ほどある。バッハと共通するものも多くてしばらく退屈しない。

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