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カテゴリー「324 テレマン」の73件の記事

2026年3月 8日 (日)

音楽科学文書交流協会

ローレンツ・クリストフ・ミツラーが1738年に創設した団体。作曲家を含む音楽家同志の情報交換を目的とした団体。定員20名らしい。1747年入会のバッハは14番目の会員。世話人だったミツラーの見立てで会員を招待していた。

先にテレマンやヘンデルが入会している。つまりバッハの入会優先順位はこれら二人より低いとも解し得る。単に「会員番号14」にこだわっただけということもある。

バッハは入会規定に従って、作品を提出している。「高き御空より我は来たりによるカノン風変奏曲」BWV769だ。これがもう、「フーガの技法」や「ゴールドベルク変奏曲」にも匹敵する力作だ。演奏の難易度においてバッハオルガン作品最高峰に押す向きも多い。作曲技法てんこ盛りなのに実際に聴いてみると単に美しいというよくあるパターンだ。

となると、テレマンやヘンデルが入会に際して、提出した作品を聴いてみたい。

 

 

 

 

2026年2月15日 (日)

ヴィオラのための12のファンタジー

先般の自室整理で在宅勤務の痕跡を消し去る主目的以外に、想定外の収穫があったのが楽譜の整理である。

テレマンの12のファンタジーが出てきた。Viola用とある。

20250212_143213

ヴァイオリンのための12のファンタジーの「5度下げヴィオラ版」かと色めき立ったが、違った。「ヴィオラダガンバのための」と小さく書いてある。以下目次。

20250212_143253

バッハのガンバソナタがヴィオラの重要なレパートリーになっていることを考えると納得がいく。

バッハに疲れたらテレマンでも弾こうかと思わせるに十分だ。

 

 

2026年2月14日 (土)

5度下編曲

バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータは、ヴィオラ独奏版への編曲に際して5度低い調に移調される。ヴァイオリンとヴィオラを構成する弦の種類に従った、ごくごく自然な現象だ。演奏に参加する楽器が1つだから迷いも何も無い。名高いシャコンヌを含む一連のヴァイオリン独奏作品をヴィオラでも弾きたいと欲するニーズは古来少なくないのだろう。独奏作品の編曲に当たってオクターブ上げるだけで移調のいらないチェロ版程では無いが、ありがたみは高い。

ヴァイオリンの独奏作品といえばテレマンのファンタジーがある。

20250802_202328

楽器を意図的に触らぬ7日間の暇つぶしに都内の楽譜ショップにて発見した。写真は最初のページ。フラット3個が嬉しい。ヴァイオリン用の原曲は変ロ長調だから、ヴィオラ用への転写にあたり5度低く移調されているとわかる。

バッハに飽きたら、つまみ食いでもしてやろう。

2025年9月24日 (水)

13名の提案

さてさて、今日の記事もまた「マイカー用常用USBの更新」ネタではあるのだが、これ実は「マエストロたちの晩餐」にもつながる話になっている。「マエストロたちの晩餐」ではバッハを含む13名の作曲家が選ばれているのだが、私自身で13名となると多過ぎはせぬか と嘆いた。

ところが、マイカー用常用USBの更新から導き出されたギガバイトランキングのベスト13をこれにあてたい。以下に13位までをギガバイト順に列挙する。

  1. バッハ 108.0GB
  2. ブラームス 62.5GB
  3. ハイドン 26.9GB
  4. モーツアルト 22.4GB
  5. ベートーヴェン 20.7GB
  6. シューベルト 18.2GB
  7. ヴィヴァルディ 13.0GB
  8. ドヴォルザーク 11.5GB
  9. テレマン 9.53GB
  10. ブクステフーデ 5.78GB
  11. パッヒェルベル 4.78GB
  12. メンデルスゾーン 3.21GB
  13. シューマン 2.58GB

以上13名だ。「マエストロたちの晩餐」にあやかって13名にしたから、メンデルスゾーンもシューマンも入ったけれどベスト10なら落ちていた。ハイドン、モーツアルト、ベートーヴェン、シューベルトの4名はこんなもん。曲が多い分ハイドンが膨らむくらい。地味にすごいのはシューベルトかもしれぬ。これほぼ歌曲だけの数値だ。でもって実はヴィヴァルディが好きだとも分かる。

テレマン、ブクステフーデ、パッヒェルべルは、意外なランクイン。2018年の墓参ドイツ旅行以来の傾向が続いていたかもしれぬ。

で、「マエストロたちの晩餐」にいなかった人は赤文字にしておいた。ちなみに、「マエストロたちの晩餐」にいて、こちらにはいない人は5人。リスト、ショパン、パガニーニ、ヘンデル、クララ・シューマンだ。

やったことはおバカだが、できあがってみると思ったより健全なランキングだ。

2025年3月 6日 (木)

思わぬ提案

目から鱗。妻の形見のヴァイオリンが弾かれなくなって17年たつ。最近知った工房に持ち込んで点検を頼んだ。

マイスターは、楽器を一目見るなりフランス製とわかるとおっしゃった。f字孔からラベルをのぞき込んでふむふむとなった。1821年ミルクールとある。名のある個人製作ではないもののフランスの工房の作品だとのこと。経年の割には状態は健全に保たれているので、急を要する修理は不要との判断をいただいた。

細かくはいろいろあると付け加えることも忘れない。これをきっかけに誰かがこの楽器を弾くのかそうでないのかで、対応が変わるとのことだ。

もし、すぐ弾くなら、弓の毛替えと弦の交換は不可避。肩当てのパットの部分のスポンジが劣化してボロボロだからこれも代えた方がいい。さらに細かくはアジャスターだ。さび付いてボロボロなのでチューニングがストレスになるはずだなどと事細かだ。

当面弾く予定はないと伝えたところ、「いっそ貴殿が弾いてはいかがか」という想定外のコメントをいただいた。楽器は弾かれてなんぼ。適度に弾くことが最良のメンテだということだ。ヴィオラとヴァイオリンの二刀流を勧められたということだ。

娘たちがヴァイオリンを習っていたころ、その練習に付き合うためにヴァイオリンを弾いたことはある。バッハのニ短調のドッペルの2番ヴァイオリンを弾いたり、ヴィヴァルディのイ短調op3-6に付き合ったり。

言われるまで思いもしなかった。どうしよう。

 

 

 

 

2022年7月 2日 (土)

テレマンのALA

「Allegro」が「Largo」を挟む楽章構成を持ったコンチェルトがヴィヴァルディには頻発するのにバッハではちっとも見かけない現象を追いかけている。協奏曲の数がさほど多くないバッハだから仕方ない面もあるとして、多作家として名高いテレマンで試すことにした。

テレマンの協奏曲は全部で112曲あるから、楽しみにしていたのだが、テレマンの場合、協奏曲が4楽章になっているケースが多く、肩透かしをかまされた感じ。全112曲の協奏曲のうち3楽章構成を採用するのはわずか31曲に過ぎない。

本日話題のALA型はたった1曲にとどまる。オーボエ協奏曲変ホ長調TWV51:Es1だけだ。緩徐楽章に「Largo」が用いられないわけではなく、「Allegro」に挟まれないということだ。

2022年3月21日 (月)

息をするようにバッハ

ビオンディさんのシャコンヌに触れてまたそぞろバッハが忍び寄ってきた。

見ての通り、ブラームスラブを標榜してやまない我がブログだが、この先バッハを始めとするドイツバロック関連の記事については、バロック特集を打ち出すことなくいつでも発信可能とする。

言わば「息をするようにバッハを吐きたい」からだ。思いついたらバッハに言及する。何ら構えることなくだ。ブラームスもお望みだろう。

新型コロナウイルスの「蔓防」規制も本日をもって解除だという。きっとバッハさんのお指図だ。

 

2021年2月13日 (土)

パーソナルカラー

オルガン頭出しCD集の作成を終えて、次なる楽しみは、ジャケットカヴァーとブックレットだ。全38枚組の手製CD集には様々な工夫を凝らした。

収載作品の明細をエクセルで作成した。見やすくするために作曲家ごとに特定の色を割り付けた。これが楽しい作業中だった。

 

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最上段「OrgelINdex」のゴールドと黒は「OrgelIndex」のテーマカラーだ。以下対象作曲家の生年順に並べた。ブクステフーデは深緑、パッヘルベルは臙脂、テレマンは紫、バッハは濃紺、ブラームスはこげ茶だ。試行錯誤の末の結論。ダークがかった色に白い文字。フォントは「TimesNewRoman」とした。パソコンのディスプレイの色とプリントアウトした色が微妙に違っていて悩ましかった。

 

 

 

 

 

 

2021年1月 6日 (水)

朝の空の妙なる星よ

原題は「Wie Schoen leuchtet der Morgenstren 」という。8大コラールの一つ。つまりバッハ、ブクステフーデ、パッヘルベル、テレマンが採用している。下記の通りだ。

  1. バッハ BWV739,763,764
  2. ブクステフーデ BuxWV233
  3. パッヘルベル P46,501,502
  4. テレマン TWV31:37

古来ドイツでは「賛美歌の女王」とたたえられてクリスマスに歌われてきた。4名全てからの支持を集めて堂々のフルマークだ。

作詞作曲はウンナという人口5000ほどの小さな街の牧師さんだったフィリップ・ニコライという人。カトリックとプロテスタントの勢力争いの真っただ中1596年に赴任し翌年に街はペストに襲われた。わずか半年の間に1500人が落命したという。埋葬にあけくれる中、住民を慰めようと賛美歌を2つ作曲した。このうちの一つが本日話題の「朝の空の妙なる星よ」だ。詩人でも音楽家でもないニコライさんがただただ人々を慰めたいと作ったと伝えられる。猛威を振るうコロナ禍の中でこそふさわしい。

バッハのBWV1を背負った受胎告知日用カンタータ第一番のフィナーレを皮切りに計6曲のカンタータ、4曲のオルガン作品に出現するモニュメンタルなコラールだ。

現代では1月6日公現祭で歌われている。

さらに記憶しておきたいことがある。2つ作った賛美歌のもう片方のことだ。シュプラーコラール第一番BWV645としても親しまれる「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」である。

たった2つの作品しか残していないのだが、どちらも歳月を超えて生き延びた。すごい歩留まりだ。

 

 

2020年12月21日 (月)

トリプレッツ

クリスマス関連の作品を集めたCDなんぞ珍しくもない。単一の作曲家の作品に限るという制約を設けても、教会オルガニストならそこそこの作品がそろってしまうものだ。バッハ、ブクステフーデ、テレマン、プレトリウス、シュッツ、パッヘルベルなど、オルガン作品とカンタータをざっと探すだけでCD1枚分くらいは苦労なく見つかる。

本日の1枚は、バッハ、テレマン、ブクステフーデのクリスマスカンタータを1枚に収めたCD。

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ジャケットも美しい。

  1. Buxtehude:Cantata"Das neugebore Kindelein"Buxwv19
  2. Telemann:Missasopra"Ein Kindelein so Lobelich"TWV9:5
  3. Bach:Cantata"Ich freue mich in di"BWV133
  4. Telemann:Cantata"O Jesu Christ,dein Kripplein ist mein  Paradies"TWV1:1200
  5. Buxtehude:In dulci jubilo Buxwv52

見ての通り、バッハを中央に据えたシンメトリーな収録。我がブログ的にはパッヘルベルがいないのが惜しい。

 

 

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