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カテゴリー「325 ブクステフーデ」の40件の記事

2019年5月18日 (土)

三面鏡

よいたとえを思いついた。テレマン、ブクステフーデ、パッヘルベルはバッハを映し出す三面鏡だ。ただただバッハが好きで、彼のことを知りたい一心で、バッハだけを見つめていると、かえって本質を見落とすと気づきかけている。一歩下がってドイツバロックの一角にバッハを置いてみる。あるいは恐れ多くもバッハをワンオブゼムであると考える。

昨年夏の旅行が契機になった。バッハの他に、テレマン、パッヘルベル、ブクステフーデの墓参を敢行したのはその狙いからだ。彼ら3人を通してバッハを見つめる。

そしてそして必然のオチがある。

三面鏡によって理解が深められるバッハ自身が、ブラームスを映す優秀な鏡だということだ。

 

 

 

 

2019年5月17日 (金)

エキストライニング

お気づきの人がいるかどうか。昨年8月のドイツ旅行の報告記事が今年1月末で終わった後、すぐにパッヘルベル関連記事を連ねた。その後すぐテレマンにまとまった言及をしたと思ったら、矢継ぎ早にブクステフーデを取り上げた。

先の旅行はこの3人にバッハを加えた4名の墓参がテーマだったことを考え合わせると、実は2月以降も事実上の旅行レポートだった。少なくとも心理的にはつながっている。脳みそが熱いうちにとばかりに、バッハ関連記事の濃度が下がるのもいとわなかった。バッハをドイツバロックの大きな背景の中でとらえたいからだ。

パッヘルベルはアイゼナハ在勤中にバッハ家と交わり、バッハの長兄ヨハン・クリストフにオルガンを教えたという。両親なきあとバッハを教えた兄だから、バッハはパッヘルベルの孫弟子だ。テレマンは、バッハから次男のためにミドルネームをと所望された。ブクステフーデを聴きに遥か440kmの道を徒歩で駆け付けたことも知られている。

2019年5月16日 (木)

4つ目の選択肢

黙って三大Bと言えば「バッハ」「ベートーヴェン」「ブラームス」だ。試験に出てもこう書けばいい。ハンスフォンビューローの考案した概念だとされている。本日はこれに続く4人目は誰?というお遊びだ。

ビゼーは有力だ。ドイツではないという突っ込みは覚悟の上だ。バッハ一族、ブルックナー、ベルク、バーバー、バーンスタイン、ベルリオーズ、ボロディン、苦し紛れにビートルズ。

今、私は心からブクステフーデを推したい。

 

 

2019年5月15日 (水)

アーベントムジーク

1678年リューベックのオルガニスト在任中のブクステフーデは、前任者のトゥンダーが創始したアーベントシュピールを発展させる形でアーベントムジークを始めた。日曜日の夕方のお祈りから、市場が開店するまでの間、会衆の退屈を埋める手立てとも見える。

開会は年五回、三位一体節の次とその次の日曜日。待降節の次の日曜日から3回連続の日曜日だ。バッハがはるばる訪れた1705年は12月8日、15日、23日であった。この年は神聖ローマ帝国皇帝の交代の儀式が12月1日と2日に開催され、ここでもブクステフーデが演奏会を仕切ったはずだ。これも聴いたと考えられている。8日にアーベントムジークを聴いたバッハが、翌週とよく翌週も聴きたいと願うのはむしろ自然だ。さらに3度目のアーベントムジークが終われば、翌日はすぐクリスマスイヴとあって、1月6日の顕現祭まで滞在したいに決まっている。アルンシュタットへは2月21日には戻っていた記録があるから、帰国の途についたのは2月に入ってからという可能性さえある。

現地リューベックを訪れた経験から申して、無理もないと思う。

 

 

2019年5月14日 (火)

BuxWV149

ブクステフーデのPraeludium Gmollのお話。8分の12拍子華麗な16分音符の連続でバッハ然と立ち上がる。やがて7小節目からペダルが加わる。

20190330_162448_1
こんな感じ。付点4分音符7個の羅列が「ブクステフーデ」に聞こえて仕方がない。

 

2019年5月13日 (月)

パッサカリア瓜二つ

昨日話題にしたブクステフーデのパッサカリアニ短調BuxWV161の冒頭部分は以下の通りだ。

20190330_162354

一方、バッハにも名高いパッサカリアがある。ハ短調BWV582である。

20190330_162100

ブクステフーデは4小節単位、バッハは8小節単位。調も違えば拍子も違い、共通するのはアウフタウト5跳躍くらいなのに、瓜二つと感じる脳内ブクステフーデ補正が重症だ。

2019年5月11日 (土)

パッサカリアニ短調BuxWV161

ブラームスとブクステフーデの関係を語る上で避けて通れないブクステフーデのオルガン作品。1875年に最初に出版された時の校訂者が、ブラームスの親友で、当代最高のバッハ研究家のシュピッタだった。この時期ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」の作曲とタイミングがあっている。フィナーレにパッサカリアが来ることは周知のとおりだ。

ブクステフーデのパッサカリアニ短調は、自筆譜が失われている。毎度のことだ。バッハの長兄ヨハン・クリストフによる写本によって現代に伝えられている。

作品冒頭低音主題が28回繰り返される。7回ずつ一組の4部構成という端正な設計である。おそらくブクステフーデのオルガン作品としては最も有名な部類に属する。

ああ。何を隠そう、本作の出版をシュピッタに勧めたのはブラームスだった。

 

 

 

 

2019年5月 9日 (木)

ブクステフーデ忌

ディートリッヒ・ブクステフーデは1707年5月9日に没した。一昨年没後310年だった。

北ドイツ・リューベック・マリエン教会のオルガニストとして名高く若きバッハが400kmを徒歩で聞きに行ったという。例にもれず19世紀前半のバッハ復興の流れの中で再評価が進んだ。教会所属のオルガン奏者だから作品の中心はオルガンやカンタータなのだが、市民コンサート向けの室内楽もわずかに存在する。

聴いてみて思うのは「ちっとも古くない」ということだ。

 

 

2019年5月 8日 (水)

往復書簡の証言

ブラームスとブクステフーデの関係を探していた。このほど意外な情報にありついた。

「バッハ伝」の著者フィリップ・シュピッタとは1868年以降1894年まで往復書簡が残っている。その数およそ50通だ。話題はバッハにとどまらず、ほぼ音楽全般におよぶ。この中1873年8月1日のシュピッタ差出しの書簡に、「ブクステフーデ等の楽譜を貸してもいい」という趣旨が書かれている。その三年後1876年10月2日にブクステフーデ第一巻が送られ、同年12月22日には第二巻も続く。ブクステフーデの楽譜をブラームス側が所望し。これにシュピッタが答えたことがうかがえる。貸してもよいいという意思表示から、実際に贈られるまでの書簡が4往復しているが、その間には言及がない。空白の3年を経て現物が贈られた。

想像をたくましくするなら、これは写譜だ。「貸す」ことを承諾したが、ブラームスは「くれ」と応じたのではあるまいか。空白の三年はブラームスに手渡すために新たに写しを作ったと考える。

やっとブラームスとブクステフーデがつながった。

2019年5月 5日 (日)

楽譜を見たい癖

そもそも、興味ある作品ほど、楽譜を見ながら聴きたい方だ。ブログ「ブラームスの辞書」は楽譜と向き合うことが前提になっているから当然とも言える。ブクステフーデのオルガン作品全集を聴いていたらやはり楽譜が要るということで、ショップをうろついていて発見したのが、以下の楽譜。

20180314_070055
ブクステフーデのコラール前奏曲コンプリートだ。こりゃたまらんとばかりに購入。バッハのコラール前奏曲との比較が超楽しい。

 

20180302_123237

 

 

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