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カテゴリー「507 マネー」の46件の記事

2024年8月17日 (土)

マネープラン

毎偶数月の15日は年金の日。指定の口座に2ヶ月分が振り込まれる。初年金から数えて3回目の支給があった。庶民にとってかなりのまとまったお金が、定期的に振り込まれるので、まだ不思議な気分だ。

だんだんこれが日常になってゆく。初孫も生まれ、嘱託満了まで半年を切って、月日の流れはよどみが無い。

老後の資金繰りは課題の一つだ。65歳男性の平均余命からみても、軽視はできぬ。マイカーやマイホームの維持にはお金もかかる。マイカーは免許返納で終止符だが、マイホームはそうも行かぬ。

収入と支出のバランスと簡単に言うがなめてはいけない。収入が多い場合は単に貯金が増えてゆくだけだが、収入が少ない場合には対処がいる。

とはいえやることはシンプル。「節約と計画」だけだ。

2024年4月17日 (水)

初年金

一昨日人生で初めて年金が振り込まれた。1月に申請書を提出して、先日案内のはがきも届いていたが、実際に振り込まれるまでは半信半疑だった。ああ、いよいよ私も年金受給者の仲間入りだという感慨にひたった。

老後の金回りがだんだんと確定してゆく。

何よりありがたいのは入りの安定だ。収入の安定があってこそ、支出の計画や節約が意味を持つ。何事も家計の安定が基礎だ。ブログ管理もそうした安定あってこそである。

2024年1月26日 (金)

年金申請

1月23日、年金事務所の窓口に行って、申請書を提出してきた。64歳の誕生日の前日から受け付けると聞いて、満を持した。

昨年、封筒で書類一式が届いたものの、要領がわからず、思い切って相談の予約をして、指導いただきながら申請書に記入してそのまま提出し、無事受理された。その間40分。待たされることもなくスラスラ終わった。書類作成そのものよりも今後の支給見込みの説明や、仕事継続による減額の仕組みの説明に時間を要した。

まあ理解度は腹八分といったろころだが、ほっとした。

 

2023年8月 8日 (火)

ロードマップto2033

次女の結婚により娘二人を送り出せた。住宅ローンを完済した今、老後の資金繰りにおける不確定要素の最たるものが片付いたということだ。この先の老後、平均寿命通りなら20年程度、もしかすると30年だってないとはいえない。それをどう乗り切るのかという読みの中で資金繰りは最重要だ。まとまったお金という意味だと、マイホームの補修、マイカーの更新くらいを考えておけばよい。

本日のタイトル「ロードマップto2033」というとそこいらの掘り下げがぴたりと来るのだが、そうではない。

老後の生活の中心にブログ「ブラームスの辞書」の運営が精神的には大きなウエイトをしめる。記事執筆に必要なCDの購入、書籍や楽譜のなど出費があるにはあるが、家や車に比べると相対的には無視し得る

2033年5月7日はブラームスの生誕200年であると同時に、私自身が設定したブログ「ブラームスの辞書」の記事毎日更新のゴールだ。

その年素晴らしいことが起きる。

1月 私が73歳になる。

5月 ブログ「ブラームスの辞書」ゴール。

7月 母が98歳になる。

おおってなもんだ。73歳の私はブラ2寿、そして98歳の母はブラ4寿だ。

 

 

2022年3月14日 (月)

資金運用

ブラームスの収入源は主に以下の4種類だ。

  1. 奉職 ジンクアカデミー、楽友協会の監督
  2. 個人レッスン ピアノや作曲
  3. 演奏会
  4. 作品の報酬

1は、ほんの一時。1875年に楽友協会監督を辞してからは途絶えた。個人レッスンは細々。

だから上記3と4が二本柱と言える。

演奏会の報酬はまとまった金額だった。演奏会のシーズンは秋から冬の間。この間に開く演奏会のギャラで年間の生活費が賄えた。夏のリゾートでの滞在費まで含む。ひとえに質素な生活のおかげ。

残る上記4は、交響曲1曲で750万円を受け取るなど、ジムロック主導で細かい価格表が決まっていた。けれども、生活費は演奏会の上りで賄えたので、作品出版の報酬は丸ごと浮いた。浮いたお金は資金運用に回していたということだ。生活費を削っての投資ではなく、文字通り余剰金の運用だった。

 

 

 

 

2022年3月12日 (土)

リスク分散

ブラームスの財産管理はベルリンのジムロックだとばかり思っていたがどうももう一人いたようだ。音楽之友社刊行の「ブラームス回想録集」第2巻の179ページにウィーンのフェリンガー博士の名が上がっている。巨大企業ジーメンス&ハルスケ社のハプスブルク支店長で、彼の屋敷にはしばしばブラームスも出入りしていた。

ジムロックからの楽譜の出版は、ブラームスの収入の源泉だから、それをもたらすジムロックが管理するのは理にかなっている一方、普段ウィーンに住むブラームスの日常生活用のお金は、いちいちベルリンから取り寄せるのは不便だ。生活の本拠であるウィーンにも財産管理人がいるほうが何かと好都合だろう。リスク分散というより利便追求の結果だという気もする。

銀行にも顔が利くのだろう。うってつけの人物だ。

2022年3月11日 (金)

もう一人の財産管理人

音楽之友社刊行の「ブラームス回想録集」第2巻179ページにある話題。ホイベルガーの証言だ。ウィーンのフェリンガー博士がブラームスの財産を管理していると書かれている。ブラームスの財産の管理といえば、友人のフリッツ・ジムロックが有名なのだが、フェリンガー博士も管理を分担していたと受け取れる。

フェリンガー博士は、大企業ジーメンス&ハルスケ社のハプスブルク帝国支社支配人という地位にあるセレブでありながら、家族ぐるみでブラームスと付き合っていた。

ジムロックの本拠はベルリンだったから、同じウィーンにも財産管理人がいたほうが便利だったのかもしれないが、ホイベルガーの勘違いという可能性も心に留めておきたい。

2019年12月17日 (火)

財産管理の前任者

ブラームスが友人で経営者のフリッツ・ジムロックに財産管理を任せていた話はよく知られている。そうした管理の委託は、ジムロックが父親からジムロック社の経営実権を譲られた1870年以降だと思われる。

ブラームスの楽壇デビュウは1854年前後と見てよいから、そこからジムロックに財産管理を委託するまでの間、預貯金の管理を誰がしていたのかという疑問が湧く。

驚いたことに、どうもそれはクララらしいのだ。少なくとも1860年代中葉まで、ブラームスは演奏会や楽譜の刊行により獲得したお金を、クララに送っていたのだ。演奏会切り盛りや、日常のこまごまとした出費についてクララに相談を持ちかけている。金庫番をクララにお願いしていたようだ。やがてブラームスの地位が磐石になってゆくにつれて、お金の出入りも多くなり、預金管理という仕事自体が手間隙かかるものになっていった。演奏旅行に忙しいクララにとっても負担になることを配慮して、ジムロックに移管したと考えられる。

2019年10月29日 (火)

入院費

ロベルト・シューマンは1854年2月27日にライン川に投身したが、一命を取り留めた。その後直ちにエンデニヒの病院に入院した。正確には3月4日のことだ。このときから1856年7月29日になくなるまでずっと入院生活を送った。

この病院はいわゆる私立の病院だ。費用はどれほどだったのか調べていたがこのほど判明した。音楽之友社から1987年に刊行された「クララ・シューマン」(ナンシー・B・ライク著)という本の277ページに書かれていた。月額50ターラーだ。マルクに直すと150マルクだ。下級労働者年収が1000マルクの時代である。

ロベルトの入院後、初のシーズンからクララが大車輪で演奏会をこなした理由の一つになっていたと感じる。

2019年10月 4日 (金)

シューマン全集

ロベルト・シューマンは生前1851年に、もし自分の身に何かが起きたらという用心のために、遺作として残された楽譜の出版を誰と相談するべきかをクララに書き残していた。従順な妻クララではあったが、結果としてこの件に関してはロベルトの遺志には従わなかった。シューマン全集の刊行にあたりクララが相談を持ちかけた相手は2人だ。ブラームスとヨアヒムである。シューマンの支持者は少なくなかったが、クララは「あなた方以外は信用できません」とばかりにブラームスとヨアヒムに全幅の信頼を置いた。

ブラームスが自作の草稿をことごとくクララに送って批判を仰いだように、クララは校訂譜の全てをブラームスに送って意見を求めた。刊行された楽譜は全責任をクララが負うという体裁になっていたが、合唱作品、室内楽及び管弦楽においてはほぼ全面的にブラームスの意見が採用されているという。

1881年あくまでクララの校訂とされた「ロベルト・シューマン全集」が、ブライトコップフ社から刊行された。ブラームスも深く作業に関わっていたために、クララはブライトコップフ社からの報酬の半額を受けとるよう説得したが、ブラームスはこれを固辞した。いやいや渋い。

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    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
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