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カテゴリー「511 信仰」の42件の記事

2024年4月 8日 (月)

花祭り考

花まつりはお釈迦様の誕生日。4月8日とされている。

素朴な疑問。キリスト教のイースターに近いのは偶然なのだろうか?イースターはクリスマスと並ぶ、キリスト教の大切な日。固定ではないとはいえ、お釈迦様の誕生日に近いというのは、偶然と考えていいのか。

聖徳太子もイエスキリストも馬小屋の生まれという伝承がある。そのたぐいの偶然と考えていいのか。私の知らぬ必然が一つ二つありはしないかと疑っている。

20世紀以降で以下の通り、イースターと花まつりが一致する。

  • 1917年
  • 1928年
  • 2007年
  • 2012年

この次は2091年だという。

 

2024年4月 5日 (金)

イースター島

モアイ像で名高いイースター島は、1722年の復活祭の夜、オランダ船により発見された。それにちなんだ命名であることは、申すまでもない。

なんとそれは4月5日だった。先住民にとってはどうでもいいことながら、つまり今日は記念日。ブラームスの命日4月3日が聖金曜日になる日、つまり4月5日がイースターになる日を調べていて見つけた。

 

 

2024年3月27日 (水)

大天使ガブリエル

昨日の記事の中で、ブラームスが編曲した民謡「白い小鳩」が、「受胎告知」の内容を仄めかしているのではないかと書いた。その周辺について調べているうちに興味深いことに気付いた。

マリアに受胎を告げるのは大天使ガブリエルとされている。そのガブリエルが「天使の狩人」WoO34-14に出てくる。そのテキストは以下のように歌われる。

すぐれた狩人が天の高みから狩に出る。荒野で出会ったのが美しい乙女マリア。彼はガブリエルという天使と共に狩をしている。

天使ガブリエルがマリアに出会ったことは明らかだ。

WoO34を背負った「14のドイツ民謡集」は、どうも宗教的な色彩のテキストが多い。WoO34-7には「ラファエル」も現われる。どこかにミカエルがいれば三大天使の揃い踏みになる。

 

 

2024年3月26日 (火)

受胎告知

キリスト教圏においては大切な祝日。聖母マリアが主役を張るというのはどちらかというとカトリック系の香りがする。ブラームスはプロテスタントだったから、無関係などと思ってはいけない。1864年に刊行された「14のドイツ民謡集」WoO34の中の5番目に「白い小鳩」という作品がある。オリジナルは「Taubchen weiss」(aはウムラウト)だ。

冒頭のテキストが大変興味深い。

「白い小鳩が、天使の衣をつけて美しい乙女の許に舞い降りた」これに「彼女の魂は清められ、肉体は祝福された」と続く。

どうもこれが「受胎告知」を表現しているような気がする。マリアに受胎告知をしたのは「大天使ガブリエル」ということになっている点、鳩が天使の衣を着けて舞い降りたことと奇妙に符合する。手許の訳の中には「受胎告知」の文言は出現しないがどうも怪しい。

 

 

2024年3月21日 (木)

固定春分

復活祭の計算のことは既に述べておいた

春分の日が起点になる。今年は3月20日だ。天文学的には固定されていない春分の日だがしかし、教会暦のイースターの計算根拠として使うときは3月21日に固定される。

バッハの誕生日だからか。

2024年2月13日 (火)

肉の火曜日

世の中カーニバルだ。ラテン語で「Carnival」は「肉よさらば」の意味である一方、ドイツ語では「Fasnacht」で「断食前夜」という意味だ。復活祭に先立つ40日が四旬節と呼ばれ、イエスキリストの受難を思い、つつましく暮らすことになっている。具体的には断食期間である。その入り口が明日だ。だからその直前に肉をたらふく食べておきましょうという意味合いがある。ドイツ語では「断食イブ」が強調され、ラテン語では「肉をたらふく」が強調されていいるということだ。

つまり断食という禁欲生活の前の食いだめということなのだが、今や無礼講のイベントという色彩が強い。少なくとも断食が終わった後の「お疲れ様」という慰労の形式になっていない。

ちなみに昨日は「バラの月曜日」であり、その前日の日曜日は「卵の日曜日」と言われている。

さすがにこれらは教会の公式行事ではないから、バッハはそれようにカンタータを残していない。

2024年1月11日 (木)

浅学無信仰

私のことだ。

しかし、過去の「バロック特集」や今回の「教会暦」ネタを通してバッハの周辺を嗅ぎまわっているうちに、プロテスタントの知識が堆積し始めている。特にルターだ。偉大な思想家として、情報はとても多い。そのせいか、今やもう私はルターを好きだと断言できる。かといってこの感情はただちにプロテスタントへの信仰を意味するわけでもない。知的好奇心の対象にとどまっている。バッハやブラームスがプロテスタント信仰を基盤にしていたのならそれでいい。

 

 

2024年1月 9日 (火)

プロテスタントのしきたり

そもそもの話である。

プロテスタント教会では、毎日曜日ごとに朗読される使徒書簡と福音書の章句が規定されていた。牧師はそれに基づいて説教をする。教会音楽はその流れをアシストする位置づけにある。

讃美歌、モテットはその流れにあり、カンタータは到達点と心得ていい。

カンタータの終曲がたいてい「さあ、会衆のみなさんご一緒に」というような簡素な合唱になっているのはそのためである。

説教の部分がアリアやレチタティーボに相当する。オープニングが声楽を含まない場合、シンフォニアやコンチェルトという名づけになっている。

2023年9月27日 (水)

宮廷作曲家

バッハは1733年にザクセン選帝侯国の宮廷作曲家に就任した。

ポーランド王を兼務する関係で、ザクセン選帝侯はカトリックに改宗していた。領主の信仰が国家の信仰だったのだが、ザクセン選帝侯国領民のほとんどはプロテスタントだった。1697年まではカトリックの信仰が禁止されていたほどだ。

1723年にライプチヒのトマスカントルに就任していたバッハは、あろうことかカトリックを信仰するザクセン選帝侯国から宮廷作曲家の称号を得たということだ。トマスカントルとザクセン宮廷作曲家の兼務ということになる。

トマスカントルの職務遂行にあたって発生するライプチヒ市参事会との軋轢に対抗するために、ザクセン選帝侯の権威を頼ったためと言われているが、信仰とは別とばかりにドライに割り切っている感じがする。

 

 

2023年9月18日 (月)

コラールの淵源

1523年ルターは友人への手紙で「信仰を助けるための歌の重要性」を説いて、賛美歌集の出版に協力を求めた。今から500年前のことだ。これが実を結ぶのが1524年である。

1524年とはマルティン・ルターによる賛美歌集が刊行を指す。1517年の宗教改革から7年後だ。従来賛美歌は美しいけれど複雑で訓練された聖歌隊が歌うものだった。これを平易なドイツ語に転写するとともにシンプルに編曲して大衆に開放した。7年後その集大成として刊行したということだ。現在もなお通用する多くの賛美歌群で、ルター自身の作品も多く含む。刊行の時点ですでに知られていた旋律もあるから、旋律の起源としてはもっとさかのぼるものもあるがドイツ初の賛美歌集の出版はルターの功績とみていい。

コラールの音取りとしてのオルガンの関与がここから始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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