百人一首を暗記せよ
この冬休み次女に課された宿題のうちもっとも達成困難なもの。冬休みは12月23日から1月9日まであるのだが、オーケストラ部員は休み中にも部活がある。とりわけ次女はアンサンブルコンテストへの参加が決まっているから完全なオフは昨日までの3日間しかなく、今日は初部活のために早くも登校。体育系の強豪は、正月休み返上なのは当然だから驚くにはあたらないのかもしれないが、百人一首の暗記にとっては厄介である。
まだニ十数首しか暗記していない。オケで練習している曲なら軽々と暗譜してしまうくせに、百人一首の暗記となると途端に立ち往生というこの不思議。「そりゃあ、暗譜とは違うよ」「旋律や和音の流れを助けに覚えられるから暗譜は平気だよ」と次女。パパは何もわかっていないとでも言いた気なニュアンス。いつもなら「ハハー」と感心するのだが、今日は違う。
少し反撃「そりゃお前短歌ってモンを判っていないよ」「五七五七七の短歌にだって、旋律やリズムがあるんだよ」「単なる31文字だと思ってたら大間違い」「あんたたちの暗譜は絶対的な練習量が支えているのであって、百人一首との差は、興味と努力の差だけだよ」と。私は百首全部覚えているから少しは自慢できる。
今日だけは私にも分がある。ここ数日単なる暗記ではなくでリズムや流れを味わうためにカルタをやった。案の定覚えが早い。面白さが判ると吸収のスピードが変わってくる。
百人一首を暗譜せよ。
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