ブラームス没後110周年
1897年4月3日ブラームスはウイーンにて没した。だから今日はブラームス没後110周年の記念日である。110年目ともなると供養の側面は薄まる。
ブログ「ブラームスの辞書」は開設以来674日目を迎え、記事は本日のこの記事で721本目である。断言するが、ブログ開設以降ブラームスのことを考えなかった日は一日もない。だから十進法で区切りのいい110周年の命日だからといって特別なことはない。作品110でも聴いてみるかという感じである。
没後110年を経過してもなお、ドイツから時差にして8時間の極東の島国で、ブラームスに明け暮れている男が居るということをブラームス本人も想像できたか疑問である。原因の90%はブラームスの残した音楽にある。恐らく残りのうち5%程度は私のDNAのせいだろう。そのDNAは何かの因縁で1935年4月3日に生まれた父から受け継いだものに違いあるまい。
ブラームスが「これで良し」と踏ん切りをつけて発表した作品を素晴らしいと感じる自分がいるということが何だか奇跡のようだ。毎日毎日奇跡に浸ることが出来て幸せだ。簡単に手放したりはしない。
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