ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

カテゴリー「560 校訂」の4件の記事

2009年10月 6日 (火)

新世界交響曲

ドヴォルザークのホ短調交響曲の通称だ。ベートーヴェンの第5番、シューベルトの第8番と並んで3大交響曲と呼ぶ人もいる。

大学4年団長になって初めて臨んだ定期演奏会のメインプログラムだった。

ドヴォルザークの伝記である限り1892年に渡米したことに触れずにすませることは出来ない。「新世界」とは新大陸つまりアメリカのことだ。弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」と同じくアメリカ滞在中の作品である。

ドヴォルザークはト長調交響曲の出版に際して出版社ジムロックと不和に陥った。だからこれが英国の出版社から刊行され一部で「イギリス」と呼ばれているのだが、この新世界交響曲の出版は、何故かそのジムロックに委ねられた。そしてジムロックは出版に際しての校訂をブラームスに依頼した。1893年ブラームス60歳である。ブラームスの楽譜校訂の腕前は折り紙付きだ。ましてやこのころ既にブラームスは楽壇の大物だ。ブラームスから作品の感想を送られたドヴォルザークはいたく感激したそうだ。

ドヴォルザークへの入れ込みぶりは並ではないということだ。

音楽之友社刊行の「ブラームス回想録集」第2巻153ページ。1896年2月16日のホイベルガーの証言はこれを裏付ける。ブラームスは新世界交響曲を暗譜していたことが明らかになる。心をこめて校訂しているうちに暗譜してしまったのだと思う。暗譜するほどの気合いだ。

ブラームスは新世界交響曲の行く末を案ずるハンスリックに対して穏やかに反論する。「必ず共感する友を得られる健全な曲」と評している。

2009年1月31日 (土)

シューベルト交響曲全集

1884年と1885年の2回に分けてブライトコップフ社は、シューベルトの交響曲全集の楽譜を出版した。

今日がシューベルトの誕生日であることだけが、この記事を掲載した理由ではない。実は、このときのシューベルト全集の校訂にブラームスが深く関与していた。おのおのの巻にブラームスの名前は書かれていないものの、編集委員会に参画していたらしい。

音楽之友社刊行の「作曲家◎人と作品シリーズ」のブラームスのあとがきにおいて、著者西原稔先生が、いみじくも指摘しておられる。「楽壇を2分した論争の当事者」「ベートーヴェンの後継者」という面だけの解釈でよいのかという問題提起に続き、今後は「シューベルトの後継者」としてのブラームスという面からいっそう研究が展開されるべきだと力説されている。

本当はカテゴリー「シューベルト」があってもバチが当たらないくらいなのだと思う。

2008年12月 5日 (金)

モツレク

モーツアルトのレクイエムを指す。おそらく日本の愛好家独特の言い回しである。

ケッヘル番号626を背負うモーツアルト最後の作品だが、実はモーツアルトは完成させることが出来ずに世を去った。モーツアルトの意思を受け継いで完成にこぎつけたのは、弟子のジュスマイヤーだった。だからこのレクイエムには、モーツアルト本人の手による部分と、弟子の補筆による部分が混在している。古来より作曲技法の拙い部分に加筆修正を施す試みが行われてきた。

レクイエムのスコアの中からモーツアルト自身による音符と、ジュスマイヤーによる音符を峻別する作業にブラームスが関わっていたことが、友人のジョージ・ヘンシェルによって証言されている。関わっていたどころか、その作業の主役であったかのようなニュアンスも感じられる。

楽譜の校訂に深く関わっていたのは何もバッハだけではないのだ。

2008年10月17日 (金)

ショパン全集

ショパンの楽譜の話である。

現在ショパン楽譜の全集と言えば、パデレフスキー版がポピュラーだ。ピアニストでポーランド首相でもあったパデレフスキーの編集。ショパン没後100年記念事業の一環として国家の威信をかけて刊行された。

他にショパンコンクールご用達のエキネル版やウイーン原典版も存在する。

この話、実はブラームスに関係が大ありだ。

1878年だから、今から130年前にもショパン全集が刊行された。このとき何とブラームスは校訂者として参画していた。お茶濁し程度の参画ではなくてほとんど編集主幹のノリだ。

  • 第 3巻 マズルカ
  • 第 4巻 ノクターン
  • 第 8巻 ソナタ
  • 第10巻 その他
  • 第11巻 ピアノと弦楽器
  • 第12巻 ピアノと管弦楽
  • 第13巻 遺作

上記計7巻を担当するという活躍ぶりだった。その気になれば「ショパンの辞書」でも書けるくらいだったのではあるまいか。

1863年完成の「パガニーニの主題による変奏曲」以降、遠ざかっていたピアノ独奏曲の作曲に戻ってきたのは「8つのピアノ小品」op76で、何を隠そう1878年の作品だ。ショパン作品の校訂により創作欲が刺激されたとも思われる。偶然の一致として一笑に付せない重みがある。

その他のカテゴリー

001 用語解説 | 002 ドイツ旅行① | 003 ドイツ旅行② | 050 空席状況 | 051 お知らせ | 052 総集編 | 053 アラビアンナイト計画 | 060 ブラームス神社 | 061 縁起 | 063 賽銭 | 070 ドイツ分室 | 071 地名辞書 | 072 地名探検 | 073 地名語尾辞典 | 074 地名語尾 | 075 ドイツ語 | 076 ドイツ方言 | 077 ドイツ史 | 078 ハプスブルク | 079 人名辞典 | 080 イベント | 081 謝恩クイズ | 082 かるた | 083 のだめ | 084 お盆 | 085 中国出張 | 086 英国研修 | 087 ブログ出版 | 088 意訳委員会 | 089 ドヴォルザークイヤー総集編 | 090 ドヴォルザーク作品一覧 | 100 作曲 | 101 編曲 | 102 楽譜 | 103 音符 | 104 楽語 | 105 テンポ | 106 音強 | 107 拍子 | 108 調性 | 109 奏法 | 110 演奏 | 111 旋律 | 112 音型 | 113 リズム | 114 和声 | 115 対位法 | 116 形式 | 117 編成 | 118 ヘミオラ | 119 テキスト | 120 ベースライン | 121 再現部 | 122 微調整語 | 123 語彙 | 124 表情 | 125 伴奏 | 126 ジプシー音楽 | 140 ソナタ | 141 変奏曲 | 142 フーガ | 143 ロンド | 144 コラール | 145 間奏曲 | 146 スケルツォ | 147 ワルツ | 149 緩徐楽章 | 150 セレナーデ | 153 カプリチオ | 154 トリオ | 155 序奏 | 156 シャコンヌ | 157 メヌエット | 160 ブラームス節 | 161 分布 | 162 引用 | 170 楽器 | 171 ピアノ | 172 ヴァイオリン | 173 ヴィオラ | 174 チェロ | 175 コントラバス | 177 オーボエ | 178 クラリネット | 179 ファゴット | 180 ホルン | 181 トランペット | 182 トロンボーン | 183 チューバ | 185 トライアングル | 190 鍵盤楽器 | 191 弦楽器 | 192 木管楽器 | 193 金管楽器 | 194 打楽器 | 195 メゾソプラノ | 196 アルト | 200 作品 | 201 ピアノ曲 | 202 歌曲 | 204 室内楽 | 205 交響曲 | 206 協奏曲 | 207 管弦楽曲 | 208 合唱 | 209 重唱 | 210 民謡 | 211 オルガン | 212 オペラ | 213 カノン | 214 連弾 | 215 練習曲 | 216 学生歌 | 230 ドイツレクイエム | 231 交響曲第1番 | 232 交響曲第2番 | 233 交響曲第3番 | 234 交響曲第4番 | 235 大学祝典序曲 | 236 ヴァイオリン協奏曲 | 237 ピアノ協奏曲第1番 | 238 ピアノ協奏曲第2番 | 239 二重協奏曲 | 248 弦楽六重奏曲第1番 | 249 弦楽六重奏曲第2番 | 250 ピアノ五重奏曲 | 251 クラリネット五重奏曲 | 252 弦楽五重奏曲第1番 | 253 弦楽五重奏曲第2番 | 254 弦楽四重奏曲第1番 | 255 弦楽四重奏曲第2番 | 256 弦楽四重奏曲第3番 | 257 ピアノ四重奏曲第1番 | 258 ピアノ四重奏曲第2番 | 259 ピアノ四重奏曲第3番 | 260 ピアノ三重奏曲第1番 | 261 ピアノ三重奏曲第2番 | 262 ピアノ三重奏曲第3番 | 263 ホルン三重奏曲 | 264 クラリネット三重奏曲 | 265 ヴァイオリンソナタ第1番雨の歌 | 266 ヴァイオリンソナタ第2番 | 267 ヴァイオリンソナタ第3番 | 268 チェロソナタ第1番 | 269 チェロソナタ第2番 | 270 クラリネットソナタ第1番 | 271 クラリネットソナタ第2場 | 272 FAEソナタ | 300 作曲家 | 301 バッハ | 302 シェーンベルク | 303 ドヴォルザーク | 304 ベートーヴェン | 305 シューマン | 306 メンデルスゾーン | 307 モーツアルト | 308 ショパン | 309 シューベルト | 310 ワーグナー | 311 マーラー | 312 チャイコフスキー | 313 Rシュトラウス | 314 リスト | 315 ヘンデル | 318 ヨハン・シュトラウスⅡ | 319 ビゼー | 320 ブルックナー | 321 ハイドン | 322 レーガー | 323 ショスタコーヴィチ | 350 演奏家 | 351 クララ | 352 ヨアヒム | 353 ミュールフェルト | 354 アマーリエ | 356 ビューロー | 357 クライスラー | 358 ヘンシェル | 362 シュットクハウゼン | 400 人物 | 401 ファミリー | 402 マルクゼン | 403 ジムロック | 404 シュピッタ | 405 ビルロート | 407 ビスマルク | 408 ハンスリック | 409 フェリクス | 411 マンディ | 412 ヴィトマン | 416 カルベック | 417 ガイリンガー | 418 エルク | 419 グリム兄弟 | 420 森鴎外 | 431 アガーテ | 432 リーズル | 433 マリエ | 434 ユーリエ | 435 オイゲーニエ | 436 ベルタ | 437 リースヒェン | 438 オティーリエ | 439 シュピース | 441 バルビ | 442 シシィ | 500 逸話 | 501 生い立ち | 502 性格 | 503 学習 | 504 死 | 505 葬儀 | 506 職務 | 507 マネー | 508 報酬 | 509 寄付 | 510 顕彰 | 511 信仰 | 512 友情 | 513 恋 | 515 別れ | 516 こだわり | 517 癖 | 518 読書 | 519 リゾート | 520 旅行 | 521 鉄道 | 522 散歩 | 523 食事 | 524 ワイン | 525 タバコ | 526 コーヒー | 527 趣味 | 528 手紙 | 529 ジョーク | 530 習慣 | 531 住居 | 532 恩人 | 533 指揮者 | 534 教師 | 535 暗譜 | 536 美術 | 537 ビール | 550 楽友協会 | 551 ジンクアカデミー | 552 ハンブルク女声合唱団 | 553 赤いハリネズミ | 554 論争 | 555 出版社 | 556 初版 | 557 献呈 | 558 伝記 | 559 初演 | 560 校訂 | 571 ウィーン | 572 ハンブルク | 573 イシュル | 574 トゥーン | 575 デトモルト | 576 ペルチャッハ | 577 ライプチヒ | 578 デュッセルドルフ | 579 フランクフルト | 580 ベルリン | 590 イタリア | 591 イギリス | 600 ブログMng | 601 運営方針 | 602 自主規制 | 603 アクセス | 604 検索 | 605 カテゴリー | 606 記事備蓄 | 607 創立記念日 | 608 ブログパーツ | 609 舞台裏 | 610 取材メモ | 611 マッコークル | 613 一覧表 | 614 課題 | 615 カレンダリング | 616 ゴール | 617 キリ番アクセス | 618 キリ番記事 | 630 記念 | 631 誕生日 | 632 命日 | 633 演奏会 | 634 正月 | 635 ヴァレンタイン | 636 クリスマス | 637 ブラームス忌 | 638 ブラスマス | 639 クララ忌 | 641 愛鳥週間 | 642 ランキング | 699 仮置き | 700 思い | 701 仮説 | 702 疑問 | 703 お叱り覚悟 | 704 発見 | 705 奇遇 | 706 区切り | 707 モチベーション | 708 演奏会 | 709 感謝 | 710 よろこび | 711 譜読み | 712 音楽史 | 720 日本史 | 721 日本人 | 722 日本語 | 723 短歌俳句 | 724 漢詩 | 725 三国志 | 727 映画 | 728 写譜 | 730 写真 | 731 数学 | 732 レッスン | 733 ビートルズ | 740 昔話 | 741 仲間 | 742 大学オケ | 743 高校オケ | 760 家族 | 761 父 | 762 母 | 763 妻 | 764 長男 | 765 長女 | 766 次女 | 767 恩師 | 780 スポーツ | 781 野球 | 782 駅伝 | 783 バスケットボール | 784 サッカー | 785 アントラーズ | 786 バドミントン | 790 コレクション | 791 CD | 792 ipod | 793 楽譜 | 794 書籍 | 795 グッズ | 796 愛器 | 800 執筆の周辺 | 801 執筆の方針 | 802 ブラダス | 803 校正 | 804 譜例 | 807 パソコン | 808 ネット | 809 ドボダス | 810 ミンダス | 820 出版の周辺 | 821 パートナー | 822 契約 | 823 装丁 | 825 刊行記念日 | 840 販売の周辺 | 841 お買上げ | 842 名刺 | 860 献本 | 861 ドイツ国立図書館

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ