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カテゴリー「583 ニュルンベルク」の10件の記事

2019年3月13日 (水)

ペイヒェルベ

昨年夏の旅行最初のエポックはパッヘルベルの墓参だった。

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ホテルで道を訊くのだが、どうにも伝わらん。「パッヘルベル」と言っても伝わらん。名高いカノンの一節を口ずさんでもなお伝わらない。メモに「Pachelbelと書いても「?」な感じ。ブラームスはもちろんバッハやテレマンやブクステフーデはすぐに通じたことと対照的だ。

そもそも一般人がパッヘルベルを知らないという現象だ。日本での知名度の方がずっと上だと感じたが、よく考えるとそりゃ「カノン」の知名度だろう。

それでも何とか伝わると、相手は「ペイヒェルベ」と言っている。まさかそれが「パッヘルベル」だとは思わなかった。

2019年2月 8日 (金)

パッヘルベル

1653年ニュルンベルク生まれの作曲家。1677年、たったの1年だがアイゼナハの宮廷に勤務していた時代にバッハの父と親交があった。生地ニュルンベルクにもどってゼバルドゥス教会のオルガニストとしてキャリアを全うする。

オルガン演奏の大家として名高く、中期バロック時代のドイツにおいてブクステフーデと二分する存在だ。

「四季」とセットで語られがちなヴィヴァルディ以上に「カノンニ長調」と切り離せない位置づけである。パイヤール室内管弦楽団の演奏に慣れてしまってはいけない。本来のバロックヴァイオリンと通奏低音で弾かれると何かと味わいが深まる。残された作品はオルガン作品によってはいるものの、ヴァイオリンと通奏低音のための組曲やソナタなど、素朴で味わい深い。

夏の旅行で墓参したパッヘルベルを少しの間話題にする。

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2019年2月 7日 (木)

宿泊地カテゴリー追加

前回のドイツ旅行の時、訪問先のプラハをカテゴリーに追加した。

お気づきの通り今回もリューベック、ニュルンベルク、アイゼナハを追加する。ハンブルク、ライプチヒは元々あった。これで今回宿泊の5都市全てにカテゴリーを付与することになる。

2018年9月13日 (木)

ニュルンベルクの景色

具体的に記事にできなかったニュルンベルクの景色を一括して載せておく。

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聖母マリア教会の朝焼け。会心の一枚。早起きは1ユーロの得である。開店準備に忙しいマルクト広場の情景とセットだ。

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こちらも朝。上記2枚ペグニッツ川の情景。

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すでに秋空だ。

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市庁舎広場前の小道。

2018年9月12日 (水)

SOT

私の造語。「Sweets of Tour」の略。旅行中最もおいしかったスイーツを指す。結果として2日目8月10日の午後ニュルンベルクのマルクト広場前のホテルザクソニーのカフェで賞味したアップフェルシュトゥルーデルが旅行中最高のスイーツだった。

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大きな切り身にたっぷりの生クリーム。生クリームの甘みはほぼゼロだ。パイ生地に歯ごたえあるリンゴのハーモニーをもって「SOT」に認定する。

2018年9月11日 (火)

アルトシュタットホーフ

フェルゼンケラー見学を終えると、デューラーハウスに向かう坂道を少々登る。左側にアルトシュタットホフがある。以下の写真では右側。

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こんな感じの坂。たまらん。

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中世伝統の製法で醸造したビールを飲ますレストランだ。「ロート」④「シュバルツ」⑤「ロートヴァイス」の三種類ある。ロートヴァイスの写真を撮りそこなうという失態を犯した。これは「⑥」とカウントする。

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これは「Rot」④つまり赤なのだが、まさにその通りの赤だった。

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こちらは「Schwarz」⑤で黒。3種類全てクライネグラス200mlで賞味した。冷やさずに提供されるのが印象的だ。味の奥行きが冷えていないことでくっきりとする。私の好みは「赤」だったので赤を400mlお替りした。

料理は鹿肉のグラーシュとソーセージのビールソースがけである。

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とくにとくに、このソーセージは絶品であった。しかしここの収穫は以下。

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大麦のおつまみ。炒った大麦をそのままという代物だが病みつきになる。殻のいがらっぽさと後味に残るかすかな甘み。ロースティな香ばしさが程よい。

2018年9月10日 (月)

フェルゼンケラー

ニュルンベルクのデューラー像の真後ろ。注意していないと地下鉄の入り口かと見紛うばかり。それがフェルゼンケラーの入り口だ。フェルゼンケラーとは中世のビール醸造設備の遺跡だ。岩山をくり抜いて縦横に張り巡らされた地下室で、ビールが造られていたという。

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丁寧なドイツ語のガイドさんに従って見学した。ところがそれは第二次大戦の記憶の紹介から始まる。他の都市同様執拗な爆撃を受けたニュルンベルクだが、焼失面積の割には死者が少ない。その理由はこの地下室が防空壕の機能を果たしたからだと説明される。見学コースの冒頭がその説明に費やされたのが印象的だ。

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8月日本は戦争の記憶がよみがえるのに対し、ドイツの終戦は5月だったから3月に今回の旅行が具体化したときには思ってもいなかったが、行く先々で第二次大戦の痕跡を見聞きする旅となった。

冬の間に川から切り取った氷を保存しておき温度の維持に役立てという説明は、かなり遅れてからだった。

2018年9月 9日 (日)

教会ショップ

教会のEingang(入口)付近で、ちょっとした小物を売っていることがある。ゼバルドゥスにもあった。本当に小さなスペースにひっそりだった。

そこにはCDが数種類あった。このうち2種類を買い求めた。同教会のオルガン演奏を収録したパッヘルベルオルガン曲集とバッハオルガン曲集だ。

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しかし驚いたのはそこではない。パッヘルベルのグッズは買い求めたCD以外は皆無だった。中期ドイツバロック最高の巨匠パッヘルベルの不当な扱いをここでも感じた。CD、本、Tシャツ、マグカップ、チョコ、エコバッグ、ネクタイまで商売のタネになりまくるバッハとの大きな差に頭を抱えた。ニュルンベルクでこの扱いだから他は推して知るべしだ。

2018年9月 8日 (土)

オルガンリハーサル

ゼバルドゥス教会を訪問したのは8月10日午前10時くらい。

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壮大な伽藍に圧倒されていると、不意にオルガンが鳴りだした。ラフな格好の男性がオルガンを弾いている。演奏会に備えた練習だった。日程上演奏会の無い日だと諦めていたから、この幸運を心から喜んだ。

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ご覧の通りの天上の高い空間が音で満たされるという実感が心地よい。オルガンを工芸品とみなす立場からなら、同一規格のオルガンを作ることは造作もないことに違いはあるまい。昨今の日本のホールでも大オルガンは珍しくない。が、しかしこの空間ばかりはまねができまい。音響だけにとどまらず、視覚、歴史込みで味わうべきだ。

あー。と聞きほれることしばし。

2018年9月 7日 (金)

ゼバルドゥス教会

ニュルンベルクの主要教会。ペグニッツ北側のお城の真下を支配するその威容は比類がない。パッヘルベルはここで1853年9月1日洗礼を受けた。やがてこのオルガニストとして生涯を終える。

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3度のドイツ訪問の度に全て足を運んだ。季節ごとに味わいが違う。

ここでもパッヘルベルの痕跡は悲しくなるくらい皆無だ。

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