6月27日の記事「濃さの分類」で「質的濃さ」は管理が難しいが、「濃度」や「量的濃さ」はさほどでもないと述べた。実際に測定してみることにした。
公開済みの記事1175本全てを以下の4つに分類した。
- ブラームスネタ ブラームスに直接言及している記事。「ブラームス」という固有名詞が出現しない記事であっても良い。あるいは「ブラームスの辞書」名物のこじつけネタであっても構わない。
- 準ブラームスネタ 書籍版とブログ版「ブラームスの辞書」について言及している記事のうちこじつけに失敗している記事。本日のこの記事はここに分類される。カテゴリーで申せば「ブログマネージャー」「執筆の周辺」「出版の周辺」「販売の周辺」だ。アクセスネタや開設~周年ネタなどもここに属する。「ブラームスの辞書」についての言及をブラームスネタにカウントしては甘えの原因になる。
- 非ブラームスネタ 音楽ネタであってもブラームスへのこじつけに失敗したネタ。たとえば娘らのレッスンネタや次女のトロンボーンネタ、あるいはバッハやクララネタでブラームスにかすらねばここにカウントされる。のだめネタの一部もここだ。
- 非音楽ネタ 上記1~3以外だ。主にブラームスにこじつけそこなった家族ネタあるいは中国ネタがここに入る。
幸い記事のタイトルと要旨をエクセルで管理しているから、それだけを見て直観で色分けする。迷ったらより数字の高い方に入れる。出来るだけ直観でサッと分類するのが大切だ。
興味深い結果が出た。
- ブラームスネタ 722本 61.45%
- 準ブラームスネタ 277本 23.57%
- 非ブラームスネタ 142本 12.09%
- 非音楽ネタ 34本 2.89%
ブラームスネタ本体(1)と、書籍やブログ「ブラームスの辞書」ネタ(2)を合わせた広義のブラームスネタは約85%になる。
準ブラームスネタが多い。アクセスネタや○○周年ではしゃぎ過ぎた自覚があるから、実感と一致する。さらにカテゴリー「70 ブログ出版」で騒ぎ過ぎるとこれまた準ブラームスネタが増加することになる。加えてバッハやトロンボーンのおかげで非ブラームスネタも増加の兆しがある。
下書きを終えている記事を含めた1697本全てについて同様に集計すると以下のようになる。
- ブラームスネタ 1065本 62.76%
- 準ブラームスネタ 410本 24.16%
- 非ブラームスネタ 185本 10.90%
- 非音楽ネタ 37本 2.18%
ブラームスネタが1000を超えているのは嬉しい。こじつけぶりまでが鑑賞の対象になっているせいもあるが気分がいい。備蓄記事側のブラームスネタが高いのは当たり前だ。非ブラームスネタが多いタイムリー記事は先行下書きが出来ないからだ。
本の宣伝という趣旨を考えると準ブラームスネタは、ブログ本来の記事だが、純粋なブラームスネタを求めて立ち寄った読者には違和感も生じよう。扱いが難しい。
ブラームスネタの濃度を維持向上するためには、アクセスネタや周年ネタではしゃぎ過ぎないことが大切だ。ココログのキャンペーンに当選した勢いで創設したカテゴリー「70 ブログ出版」は、困ったことに準ブラームスネタだ。つまりあまりはしゃぐとブラームスネタの濃度が下がってしまう。
生誕200年に達する頃、この構成比がどうなっているか興味深い。
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