「選択と集中」は我がブログの方針。2005年5月30日のブログ開設の日に既に存在したわけではない。開設後コツコツと継続して行く中から順次固まっていった。ブロガーにとって記事の枯渇は最大の危機。これを何とか回避するための心構えと言い換えても良い。
私にとっては「絞込みと解放」と言い換えることも出来る。
まずは「絞込み」について。記事のネタをブラームスに限定すること。「音楽」や「クラシック」では広過ぎる。かといって「ブラームスの交響曲第1番冒頭のコントラバスに付着するペザンテについて」では細か過ぎる。ネタを一週間繋げばいいのか、1ヶ月なのか、はたまた1年なのかで、絞込みの程度を加減せねばならない。私の場合は10000本の目標に照らして最適な範囲を選んだ結果「ブラームス」に落ち着いたということだ。勝算は何もないが直感で。
「絞込み」や「選択」には他にも側面がある。いくつかの自主規制のことだ。「同曲異演比較」「おすすめCD」「演奏家論」は意図的に避けている。ブラームスのレア物CDネタだけは適宜挟み込みを可能とした。
続いて「解放」の件。いったん「ブラームス」を選んだら、今度はそこを軸足に縦横に記事を広げる。時には少々の逸脱を伴いながら、ブラームス関連ネタをとことん掘り起こす。表面上は「絞込み」と逆の作業になる。もちろん先ほどの自主規制には抵触させない他、一見逸脱に見える記事も、大局的には枠内にとどまるという規律も大切だ。
ブラームスに話題を絞ったことは正解だ。その後の解放も的確だと評価できる。快適に記事が思いつけている。軸足を常にブラームスに置いておくのは、制約のようで実は逆。それこそが推進のエネルギーになっている。
スペシャルコンサートまであと22日。
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