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カテゴリー「614 課題」の3件の記事

2010年9月17日 (金)

余裕がない

はじめての年間企画「ドヴォルザーク」を終えて反省を一つ。どうも記事の羅列に余裕がない。2009年上半期の企画「歌曲」でも感じたことだ。半年で80本の記事を公開した「歌曲特集」は、会期の後半になってほぼ毎日歌曲ネタになった。ドヴォルザーク特集ではその点を反省して、記事の前半傾斜を心がけたが結果としてはやはりドヴォルザークネタをピチピチに詰め込んだ状態になった。原因は当初の想定よりドヴォルザークネタが多くなったことに尽きる。

こういうことが無いようにカレンダリングにいそしんだが、ドヴォルザーク特集開催中は、アンテナが研ぎ澄まされてしまい、次々と芋づる式にネタを思いついた。会期当初に用意したドヴォルザークネタは150本だ。半年で80本の歌曲ネタより濃度は低く収まるハズだったが、特集が始まってから112本も湧いて出るとは考えていなかった。

かといってドヴォルザーク特集の会期を1年以上にするのは、得策ではない。濃度を下げるために会期を延ばすのは、場当たり的と感じる。あるいはドヴォルザーク特集の開幕を1年延期してカレンダリングを徹底するという手もあるが、いくつかの記事がタイミングを逸することになるから認めにくい。

アンチドヴォルザークの読者がいればきっとブログ離れを起こしていると思う。

2008年7月28日 (月)

国際汎用性

言語の違う国々においての使い勝手とでもしておく。

サッカーの試合は言葉の通じぬ国同士でもスムーズに遂行される。そこでは審判が第三国から選ばれるのも常識だ。ルールに対する共通認識が高いとこういうことになる。線審の旗が上がった時、どちらのチームもオフサイドがあったと認識できる。「OFF SIDE」というか「オフサイド」というかに関わらずである。ストリートサッカーであれば尚更だ。ボール1個あれば22ヶ国からかき集められた子供たちであってもサッカーが出来る。

共通認識が進んでいるという意味では音符もかなりのものだ。仮に20カ国からかき集めてきたオーケストラでも、楽譜を配ってテンポを示してやれば合奏できる。一部のイタリア語は音符と限りなく一体である。

ドイツ語満載のマッコークルは相当国際汎用性が低いと思いきや、豊富な譜例があるおかげで不便は感じない。

先ごろドイツ国立図書館の蔵書となったわが「ブラームスの辞書」はどうだろう。

楽譜の上で半ば世界語となっているイタリア語と少々のドイツ語がアルファベット順に並んだ形態はなかなか国際汎用性が高い。さらに見出し語が現われる作品の番号を「op~」という形で掲載しているから、「楽章」「小節」という単語さえ覚えれば、位置の特定は容易である。コメントは日本語だから日本語のわからぬ人にはさっぱりだろうが、それらが素人の屁理屈であることを考えると、かえって客観性が増すかもしれない。

そういう観点から眺めると、パート名をカタカナで記したのは失敗だった。「Pf」「Vn」「Va」のようなアルファベットの略号にすれば国際汎用性はもっと高まったと思う。

後の祭りである。

2005年6月 9日 (木)

困った問題

ブラームス専用の音楽用語辞典は、著者の目から見ても困った問題を抱えている。

一つは、この執筆を通じて何らかの傾向が読み取れたとしても、他の作曲家で同じ分析をしてみない限り、「ブラームスの特質だ」とまで断言は出来ないことである。残念ながら私自身はブラームス以外の作曲家で同じことをトライする気にはなれない。一通り楽譜をそろえるだけで膨大なお金と時間がかかってしまう。時間と金ならばまだ良いほうで、意欲が全く湧かない。それが父や神童や楽聖であってもである。

ニつめは、楽譜の版の問題だ。ブラームスの意思がキッチリと反映した楽譜を参照しながらデータベースを作れるかどうかである。世の中に流布している楽譜がブラームスの意図をキッチリと反映されているとは限らない。我が家にある楽譜は、多分玉石混交だろう。

複数の楽譜を所有している作品についてはそれらをよく比較することにした。出来るのはここまでだ。我が家の楽譜が校訂者の意図で塗り固められていない楽譜であることを祈るばかりである。悲観ばかりしている訳ではない。仮に校訂者の意図が相当量混じった楽譜だった場合、どうなるか?少なくとも校訂者の癖にはたどり着けることになる。よく考えるとそれも重要なことだ。将来、ブラームスの意図と校訂者の意図を見分ける手法の確立に発展する可能性も無いとはいえまい。

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