ブラームス神社

  • 道中安全祈願

おみくじ

  • テンプレート改訂しました

独逸日記

  • ドイツ鉄道博物館のおみやげ
    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

ビアライゼ

  • Schlenkerla
    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

カテゴリー

カテゴリー「636 クリスマス」の43件の記事

2024年12月23日 (月)

宴席の余興に

先週の金曜日、無事職場オケの初コンサートが終わった。

打ち上げにと流れた宴会での余興に、弦楽器のメンバーがクリスマスソングを演奏した。

オケの弦楽パートのトップ奏者が集まった弦楽四重奏団は、珍しくない。これもまたデビューである

苦楽をともにした弦楽器の仲間との絆はさらに深まった。

2023年12月23日 (土)

聖トマス教会合唱団のクリスマス

手許に1枚のDVDがある。ライプチヒ聖トマス教会合唱団によるクリスマスコンサートだ。25曲が収録されている。指揮はゲオルグ・クリストフ・ピラーという人物。録音時点でのトマスカントルだ。

ご機嫌な内容で満足。作品は合唱だけではない。オルガン独奏がときどきさしはさまれて退屈しない。25曲中最多は9曲でバッハ。他にはパレストリーナ、アンブロジウス、シャイン、シュッツ、メンデルスゾーン、レーガーなど多岐にわたる。ほんのりと合唱音楽の歴史もトレースしているかのよう。ブラームスが呼ばれていないのが残念だが、ライピチヒとの関連が優先されているようだ。

興味深いのは「きよしこの夜」だ。全体の最後から1個前に収録されているのだが、作曲者がグルーバーではなく、グスタフ・シュレックとなっている。この人は1892年から1918年までトマスカントルだった人。トマス教会の内部では「きよしこの夜」の作曲者がシュレックであると伝承されてるらしい。「編曲者」がいつのまにか「作曲者」と伝えられたのかもと想像が膨らむ。

あきない。

2023年12月22日 (金)

3大テナーのクリスマス

某ショップで中古品をお手頃価格で入手した。

申すまでもなく、ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴそしてホセ・カレーラスの3人にコンサートだ。

ながらで聴いていて驚いた。芳醇なフルオーケストラによるイントロで何が始まるかと思ったら「ブラームスの子守歌」だった。そもそもブラームスの歌曲はテノール適性が低く、三大テナーのCDは一枚も持っていない。

ドミンゴが静かに歌いだし、カレーラスパヴァロッティの順に引き継がれてゆく。とても貴重な3人の合作だ。

難点は、これでは赤ん坊が寝られそうもないことくらい。

2021年1月 6日 (水)

朝の空の妙なる星よ

原題は「Wie Schoen leuchtet der Morgenstren 」という。8大コラールの一つ。つまりバッハ、ブクステフーデ、パッヘルベル、テレマンが採用している。下記の通りだ。

  1. バッハ BWV739,763,764
  2. ブクステフーデ BuxWV233
  3. パッヘルベル P46,501,502
  4. テレマン TWV31:37

古来ドイツでは「賛美歌の女王」とたたえられてクリスマスに歌われてきた。4名全てからの支持を集めて堂々のフルマークだ。

作詞作曲はウンナという人口5000ほどの小さな街の牧師さんだったフィリップ・ニコライという人。カトリックとプロテスタントの勢力争いの真っただ中1596年に赴任し翌年に街はペストに襲われた。わずか半年の間に1500人が落命したという。埋葬にあけくれる中、住民を慰めようと賛美歌を2つ作曲した。このうちの一つが本日話題の「朝の空の妙なる星よ」だ。詩人でも音楽家でもないニコライさんがただただ人々を慰めたいと作ったと伝えられる。猛威を振るうコロナ禍の中でこそふさわしい。

バッハのBWV1を背負った受胎告知日用カンタータ第一番のフィナーレを皮切りに計6曲のカンタータ、4曲のオルガン作品に出現するモニュメンタルなコラールだ。

現代では1月6日公現祭で歌われている。

さらに記憶しておきたいことがある。2つ作った賛美歌のもう片方のことだ。シュプラーコラール第一番BWV645としても親しまれる「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」である。

たった2つの作品しか残していないのだが、どちらも歳月を超えて生き延びた。すごい歩留まりだ。

 

 

2021年1月 5日 (火)

クリスマスマニア

バロック特集のおかげで、すっかりクリスマスに関する認識が変わった。

こてこての日本人である私は、クリスマスは12月25日できっちり終わって、およそ一週間後には、初詣も解禁される。かと思うと、ほどなく、ヴァレンタインの喧騒に巻き込まれるという希薄な宗教意識の中に生きてきた。バロック特集の仕込みに着手した時点でさえ、大差なかった。

ところが、バッハを筆頭にドイツバロックに深く触れるうちに、やがてルターに興味が広がり始めた。信仰の対象としてではなく、知的興味の対象として「宗教改革」に親しんだ。

クリスマスプレゼントをもらう立場ではなくなって以来、興味が薄れてきていたクリスマスが、みるみる脳内シェアを上げた。ドイツバロックの作曲家たち、とりわけ教会オルガニストたちは、クリスマスを題材にさまざまな作品を残している。教会歴上のイベント毎にふさわいい音楽が規定されてきた。クリスマスはその代表格だ。

 

 

 

 

2020年12月31日 (木)

トマスのクリスマス

ライプチヒ、トマス教会合唱団のクリスマスキャロル集のCDだ。

20201218_093224

バッハがカントルを務めたあのトマス教会ということでテンションが上がる。1982年ということはつまり、ドイツ統一前東ドイツ時代の収録だ。1曲だけカール・ズスケのヴァイオリンがさしはさまれる。指揮はハンス・ヨアヒム・ロチュ。当時のトマスカントルだ。惜しむらくは録音場所がトマス教会ではないことだ。

その埋め合わせかどうか最初と最後にトマス教会の鐘が置かれている。

除夜の鐘替わりに。

2020年12月30日 (水)

バッハのクリスマス

このほど中古CDショップをうろついていて、興味深いCDを購入した。

20180523_130050_2

バッハの残したカンタータのうちクリスマス関連の作品を集めた4枚組だ。収録は以下の通り。

  1. BWV001 Wie Schoen leucht der Morgenstern 降誕祭第1日12月25日用
  2. BWV061 Nun komm,derHeiden Heiland 待降節第1主日用
  3. BWV036 Schwnicht freudig euch empor 同上
  4. BWV132 Bereitet die Wege,Breitet die Bahn 待降節第4主日用
  5. BWV063 Christen,atzet diesen Tag 降誕祭第1日12月25日用
  6. BWV091 Gelobet seist du,Jesu Christ 同上
  7. BWV110 Unser Mund sei voll Lachens 同上
  8. BWV121 Christum wir sollen loben schon 降誕祭第2日12月26日用
  9. BWV133 Ich freude mich in dir 降誕祭第3日12月27日用
  10. BWV122 Das Neugeborne Kinderlein 降誕祭後第1主日12月27日用
  11. BWV190 Singer den Herrn ein neues Lied  新年1月1日
  12. BWV153 Schau,lieber Gott,wie meine Feind 新年1月6日

指揮はヘルムート・リリンクさんで、テノールにペーター・シュライヤーがいる。つまり古い録音だということだけれどとても満足だ。どの曲もフィナーレが「さあみなさんご一緒に」と言わんばかりのシンプルなコーラスになっている。

これで700円だからたまらん

2020年12月29日 (火)

ブラームスのクリスマス

いくらなんでも、本企画にぴったりのCDが出ているはずもなく、仕方なく手持ちの音源を編集してプライヴェートCDを作成した。ジャケットまで手製である。

20201218_093108

さすがにクリスマスそのものという作品は多くない。クリスマスっぽく聴ければよしとばかりに少々強引に集めてみたから説明が要る。

  1. これはヴィオラとピアノを伴奏に従えたアルト独唱。れっきとしたクリスマスキャロル「愛しきヨーゼフ」である。
  2. 説明不要
  3. これもずばりクリスマスなので。
  4. 名高い名高い子守歌だ。
  5. こちらも子守歌「砂の精」。
  6. 民謡だ。「静かな夜に」なので。
  7. これはまったくあさっての「別れの歌」だけれどしみじみとするから無理矢理。
  8. 「一輪の薔薇が咲いて」という名高いクリスマスキャロルを基にブラームスがオルガンコラールにした。
  9. これも全くあさってだが、しみじみできることは保証付きだ。

2020年12月28日 (月)

Es ist ein Rosentsprungen

「Es ist ein Ros'entspungen」という。ブラームスの最後の作品「オルガンのための11のコラール前奏曲op122」の8番目に出て来る。古いクリスマスキャロルだ。様々な形でアレンジされているものを1枚のCDに焼いて楽しんでいる。

20201218_132516

ジャケットも作り込んだ。

各トラックのタイトルは演奏家を表している。オルガンは先のブラームスのコラールだ。そのピアノ編曲は6番と15番で6番がソロで。15番が連弾。残りは声楽アンサンブルと合唱。

しみじみする。

2020年12月27日 (日)

マリアは茨の道を行く

原題は「Maria durch ein Dornwald ging」という。マリア様の苦難を思いやる歌。クリスマスによく歌われはするのだが、深々とした短調なのが大きな特徴。悲しいというより清らか。大好きなので手製CDで味わっている。

20201218_132559

ジャケット上のタイトルは演奏者の名前になっている。こんなにあったかという感じ。気持ちを洗い清めたいときに24分少々の自己ミサ。

 

 

その他のカテゴリー

001 用語解説 002 ドイツ旅行① 003 ドイツ旅行② 004 ドイツ旅行③ 050 空席状況 051 お知らせ 052 総集編 053 アラビアンナイト計画 054 セバスチャン 055 令和百人一首 056 拾葉百首 060 ブラームス神社 061 縁起 063 賽銭 070 ドイツ分室 071 地名辞書 072 地名探検 073 地名語尾辞典 074 地名語尾 075 ドイツ語 076 ドイツ方言 077 ドイツ史 078 ハプスブルク 079 人名辞典 080 イベント 081 謝恩クイズ 082 かるた 083 のだめ 084 お盆 085 中国出張 086 英国研修 087 ブログ出版 088 意訳委員会 089 ドヴォルザークイヤー総集編 090 ドヴォルザーク作品一覧 091 平均律与太話 092 暦 093 バロック 094 ドイツバロック 095 イタリアンバロック 096 65の手習い 100 作曲 101 編曲 102 楽譜 103 音符 104 楽語 105 テンポ 106 音強 107 拍子 108 調性 109 奏法 110 演奏 111 旋律 112 音型 113 リズム 114 和声 115 対位法 116 形式 117 編成 118 ヘミオラ 119 テキスト 120 ベースライン 121 再現部 122 微調整語 123 語彙 124 表情 125 伴奏 126 ジプシー音楽 140 ソナタ 141 変奏曲 142 フーガ 143 ロンド 144 コラール 145 間奏曲 146 スケルツォ 147 ワルツ 148 レントラー 149 緩徐楽章 150 セレナーデ 153 カプリチオ 154 トリオ 155 序奏 156 シャコンヌ 157 メヌエット 158 舞曲 159 カンタータ 160 ブラームス節 161 分布 162 引用 170 楽器 171 ピアノ 172 ヴァイオリン 173 ヴィオラ 174 チェロ 175 コントラバス 177 オーボエ 178 クラリネット 179 ファゴット 180 ホルン 181 トランペット 182 トロンボーン 183 チューバ 184 ティンパニ 185 トライアングル 186 チェンバロ 187 オルガン 190 鍵盤楽器 191 弦楽器 192 木管楽器 193 金管楽器 194 打楽器 195 メゾソプラノ 196 アルト 200 作品 201 ピアノ曲 202 歌曲 203 器楽 204 室内楽 205 交響曲 206 協奏曲 207 管弦楽曲 208 合唱 209 重唱 210 民謡 211 オルガン 212 オペラ 213 カノン 214 連弾 215 練習曲 216 学生歌 230 ドイツレクイエム 231 交響曲第1番 232 交響曲第2番 233 交響曲第3番 234 交響曲第4番 235 大学祝典序曲 236 ヴァイオリン協奏曲 237 ピアノ協奏曲第1番 238 ピアノ協奏曲第2番 239 二重協奏曲 248 弦楽六重奏曲第1番 249 弦楽六重奏曲第2番 250 ピアノ五重奏曲 251 クラリネット五重奏曲 252 弦楽五重奏曲第1番 253 弦楽五重奏曲第2番 254 弦楽四重奏曲第1番 255 弦楽四重奏曲第2番 256 弦楽四重奏曲第3番 257 ピアノ四重奏曲第1番 258 ピアノ四重奏曲第2番 259 ピアノ四重奏曲第3番 260 ピアノ三重奏曲第1番 261 ピアノ三重奏曲第2番 262 ピアノ三重奏曲第3番 263 ホルン三重奏曲 264 クラリネット三重奏曲 265 ヴァイオリンソナタ第1番雨の歌 266 ヴァイオリンソナタ第2番 267 ヴァイオリンソナタ第3番 268 チェロソナタ第1番 269 チェロソナタ第2番 270 クラリネットソナタ第1番 271 クラリネットソナタ第2場 272 FAEソナタ 300 作曲家 301 バッハ 302 シェーンベルク 303 ドヴォルザーク 304 ベートーヴェン 305 シューマン 306 メンデルスゾーン 307 モーツアルト 308 ショパン 309 シューベルト 310 ワーグナー 311 マーラー 312 チャイコフスキー 313 Rシュトラウス 314 リスト 315 ヘンデル 316 ヴィヴァルディ 317 ヴェルディ 318 ヨハン・シュトラウスⅡ 319 ビゼー 320 ブルックナー 321 ハイドン 322 レーガー 323 ショスタコーヴィチ 324 テレマン 325 ブクステフーデ 326 パッヘルベル 327 シュメルツァー 328 フローベルガー 330 プレトリウス 331 シュッツ 350 演奏家 351 クララ 352 ヨアヒム 353 ミュールフェルト 354 アマーリエ 356 ビューロー 357 クライスラー 358 ヘンシェル 362 シュットクハウゼン 400 人物 401 ファミリー 402 マルクゼン 403 ジムロック 404 シュピッタ 405 ビルロート 407 ビスマルク 408 ハンスリック 409 フェリクス 411 マンディ 412 ヴィトマン 416 カルベック 417 ガイリンガー 418 エルク 419 グリム兄弟 420 森鴎外 421 ルター 422 源実朝 431 アガーテ 432 リーズル 433 マリエ 434 ユーリエ 435 オイゲーニエ 436 ベルタ 437 リースヒェン 438 オティーリエ 439 シュピース 440 トゥルクサ 441 バルビ 442 シシィ 443 メルケル 500 逸話 501 生い立ち 502 性格 503 学習 504 死 505 葬儀 506 職務 507 マネー 508 報酬 509 寄付 510 顕彰 511 信仰 512 友情 513 恋 514 噂 515 別れ 516 こだわり 517 癖 518 読書 519 リゾート 520 旅行 521 鉄道 522 散歩 523 食事 524 ワイン 525 タバコ 526 コーヒー 527 趣味 528 手紙 529 ジョーク 530 習慣 531 住居 532 恩人 533 指揮者 534 教師 535 暗譜 536 美術 537 ビール 550 楽友協会 551 ジンクアカデミー 552 ハンブルク女声合唱団 553 赤いハリネズミ 554 論争 555 出版社 556 初版 557 献呈 558 伝記 559 初演 560 校訂 571 ウィーン 572 ハンブルク 573 イシュル 574 トゥーン 575 デトモルト 576 ペルチャッハ 577 ライプチヒ 578 デュッセルドルフ 579 フランクフルト 580 ベルリン 581 アイゼナハ 582 リューベック 583 ニュルンベルク 590 イタリア 591 イギリス 592 チェコ 600 ブログMng 601 運営方針 602 自主規制 603 アクセス 604 検索 605 カテゴリー 606 記事備蓄 607 創立記念日 608 ブログパーツ 609 舞台裏 610 取材メモ 611 マッコークル 612 シュミーダー 613 一覧表 614 課題 615 カレンダリング 616 ゴール 617 キリ番アクセス 618 キリ番記事 630 記念 631 誕生日 632 命日 633 演奏会 634 正月 635 ヴァレンタイン 636 クリスマス 637 ブラームス忌 638 ブラスマス 639 クララ忌 641 愛鳥週間 642 ランキング 699 仮置き 700 思い 701 仮説 702 疑問 703 お叱り覚悟 704 発見 705 奇遇 706 区切り 707 モチベーション 708 演奏会 709 感謝 710 よろこび 711 譜読み 712 音楽史 720 日本史 721 日本人 722 日本語 723 短歌俳句 724 漢詩 725 三国志 727 映画 728 写譜 730 写真 731 数学 732 レッスン 733 ビートルズ 740 昔話 741 仲間 742 大学オケ 743 高校オケ 760 家族 761 父 762 母 763 妻 764 長男 765 長女 766 次女 767 恩師 768 孫 780 スポーツ 781 野球 782 駅伝 783 バスケットボール 784 サッカー 785 アントラーズ 786 バドミントン 790 コレクション 791 CD 792 ipod 793 楽譜 794 書籍 795 グッズ 796 愛器 797 職場のオケ 800 執筆の周辺 801 執筆の方針 802 ブラダス 803 校正 804 譜例 807 パソコン 808 ネット 809 ドボダス 810 ミンダス 820 出版の周辺 821 パートナー 822 契約 823 装丁 825 刊行記念日 840 販売の周辺 841 お買上げ 842 名刺 860 献本 861 ドイツ国立図書館

フォト

ブラームスの辞書写真集

  • Img_0012
    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
2025年3月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ