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カテゴリー「636 クリスマス」の16件の記事

2019年12月27日 (金)

クインテットクリスマス

つい先日、クリスマスイヴに都内でブラームスの室内楽を聴いてきた。関西弦楽四重奏団のコンサート。演目は弦楽五重奏曲2曲。1番ヘ長調に先立ってハイドンの「5度」が演奏された。本来のメンバー4名による端正な演奏で、自己紹介代わり。

豊島泰嗣先生をVaにお迎えしての1番だが、セカンドヴィオラに悠然と控えるという贅沢を味わった。休憩後の2番では第一ヴィオラを弾いてくださったので、なるほどと思ったら、ヴァイオリンもセカンドとファーストが入れ替わった。

ハイドンから一貫する音の均質感はとても好感がもてる。今年流行りの「ワンチーム」という言葉を思い出した。聞けばこのメンバーでベートーヴェンの全16曲をコンプリートしてるとか。どうりで精緻なアンサンブルだ。丹念丁寧を絵にかいたような演奏だと思う。ワンチームで演奏会の後飲みに行くのだろうなと。

ハイドンの後、豊島先生が加わってどうなるのかがとても興味深かったが、すんなりであっけにとられた。うまい表現が見つからないけれど、NHKの朝の連ドラ状態だ。ヒロインを支えるベテランという役どころ。「夏空」の草刈正雄状態とでも申し上げておく。存在感だけでヒロインを支える感じなのだが要所見せ場だけは外さない的な。既存の弦楽四重奏団をベースにヴィオラ奏者一人をお迎えしてのアンサブル、しかもお呼びたてするのが大物の場合いろいろ考えるのだと思う。豊島先生が2曲ともファーストを弾かぬというのには感心させられた。1番ヘ長調に散見される2番ヴィオラの見せ場での色艶を聴いて納得させられた。むしろ記憶すべきはチェロの独特な下支え感、安定感で、もしかするとこの夜の主役はチェロだったかもしれぬ。そこがハイドンとのちがいかとも。ブラームスはそういう音楽だ。

クリスマスイヴに五重奏が生で聴けるというスペシャルな趣向に我を忘れてチケットを買い求めてしまい、あまり奏者のことは考えていなかったと告白するけれど、即買いはとんでもなく正解だった。

総合的に一番気に入ったのは2番の第二楽章かもしれない。最弱音の和音の澄み切った響きに心洗われた。

 

2019年12月25日 (水)

聖なる疑問

ブラームスは「きよしこの夜」を知っていたか?ブログ「ブラームスの辞書」としては当然の疑問だ。伝記を読んでみても手掛かりはない。

  1. 1818年にオーストリア・ザルツブルク近郊のオーベルンドルフで初演されて以降、ドイツ語圏でひろまり、1854年にはプロイセン宮廷が「Stille Nacht」の楽譜を所望した。存命中だった作曲家がコメントを付してこれに応えたという。つまりドイツの南端で成立した「きよしこの夜」は36年後にプロイセン宮廷のあった北ドイツに広まっていたということだ。この年は、ブラームスがデュッセルドルフのシューマン邸を訪問した翌年である。すでにこのころかなりの知名度があったに違いあるまい。
  2. ブラームスの「子供のための14のドイツ民謡集」WoO31の中、12番に「Weinachten」がある。クリスマスの歌に関心があったに決まっている。
  3. 「49のドイツ民謡集」Woo33には「In stiller Nacht」というそっくりなタイトルの作品がある。
  4. ブラームスの親友で、ウィーン楽友協会司書のオイゼビウス・マンディチェフスキーが、「StilleNacht」をアカペラ混声合唱に編曲して出版している。

知っていた方に10ユーロ賭けたい。

2019年12月24日 (火)

ジャン・パウル

ドイツの小説家。

1855年のクリスマス、クララはブラームスにバッハ全集第1巻を贈った。その前年1854年のクリスマスにもプレゼントをしている。それが本日のお題となったジャン・パウルの作品集だった、全12巻というからかなりのボリュームだ。

シューマンがエンデニヒに入院してから、デュッセルドルフにとどまって家事を手伝うブラームスは、シューマン家の蔵書整理に没頭した。この姿を見ていたクララは、ブラームスの内なる文学的興味を見抜いたに決まっている。

ジャンパウルは1763年3月21日生まれだからバッハとお誕生日が同じだ。ほとんどベートーヴェンと時代が重なっている。ロマン派と古典派の境目あたりに位置付けられているらしい。グスタフ・マーラーの第1交響曲のタイトル「巨人」は、ジャン・パウルの同名小節から着想を得たという。

 

 

2019年12月22日 (日)

旧バッハ全集

1850年、バッハ没後100年を機に開設されたバッハ協会の目的は、バッハ全集の刊行にあった。ドイツ中の英知を結集しての大作業だった。全46巻が、ほぼ年に1冊のペースで刊行されていった。1926年に新バッハ協会が設立され、また全集の刊行が始まった。こちらとの区別のために「旧」の文字が奉られた。以下に旧バッハ全集46巻の刊行を年次を追って羅列する。

  • 1851年 1巻 教会カンタータ①
  • 1852年 2巻 教会カンタータ②
  • 1853年 3巻 クラヴィーア作品(インヴェンション、シンフォニアetc)
  • 1854年 4巻 マタイ受難曲
  • 1855年 5巻① 教会カンタータ③
  • 1856年 5巻② クリスマスオラトリオ
  • 1856年 6巻 ロ短調ミサ
  • 1857年 7巻 教会カンタータ④
  • 1858年 8巻 ミサ曲
  • 1860年 9巻 室内楽①
  • 1860年 10巻 教会カンタータ⑤
  • 1862年 11巻① マニフィカトとサンクトゥス
  • 1862年 11巻② 世俗カンタータ①
  • 1863年 12巻① ヨハネ受難曲
  • 1863年 12巻② 教会カンタータ⑥
  • 1864年 13巻① 結婚式用カンタータ
  • 1865年 13巻② クラヴィーア作品②(英仏組曲)
  • 1865年 13巻③ 哀悼頌歌
  • 1866年 14巻 クラヴィーア作品(平均律クラヴィーア曲集)
  • 1867年 15巻 オルガン作品①
  • 1868年 16巻 教会カンタータ⑦
  • 1869年 17巻 室内楽②
  • 1870年 18巻 教会カンタータ⑧
  • 1871年 19巻 室内楽③
  • 1872年 20巻① 教会カンタータ⑨
  • 1873年 20巻② 世俗カンタータ②
  • 1874年 21巻① 室内楽④
  • 1874年 21巻② 室内楽⑤
  • 1874年 21巻③ 復活祭オラトリオ
  • 1875年 22巻 教会カンタータ⑩
  • 1876年 23巻 教会カンタータ⑪
  • 1876年 24巻 教会カンタータ⑫
  • 1878年 25巻① フーガの技法
  • 1878年 25巻② オルガン作品②
  • 1878年 26巻 教会カンタータ⑬
  • 1879年 27巻① 室内楽⑥
  • 1879年 27巻② 教会カンタータ主題目録
  • 1881年 28巻 教会カンタータ⑭
  • 1881年 29巻 世俗カンタータ③
  • 1884年 30巻 教会カンタータ⑮
  • 1885年 31巻① 管弦楽作品
  • 1885年 31巻② 音楽の捧げもの
  • 1885年 31巻③ 室内楽⑦
  • 1886年 32巻 教会カンタータ⑯
  • 1887年 33巻 教会カンタータ⑰
  • 1887年 34巻 世俗カンタータ④
  • 1888年 35巻 教会カンタータ⑱
  • 1890年 36巻 クラヴィーア作品④
  • 1891年 37巻 教会カンタータ⑲
  • 1891年 38巻 オルガン作品③
  • 1892年 39巻 モテット・コラール
  • 1893年 40巻 オルガン作品④
  • 1894年 41巻 教会作品(補巻)
  • 1894年 42巻 クラヴィーア作品⑤
  • 1894年 43巻① 室内楽⑧
  • 1894年 43巻② アンナマグダレーナの音楽帖
  • 1895年 44巻 手稿譜ファクシミリ
  • 1897年 45巻① 器楽作品(補巻)
  • 1898年 45巻② ルカ受難曲
  • 1899年 46巻 報告と目録

以上だ。

めまいがする。1866年の普墺戦争、1871年の普仏戦争の間も途切れていない。民族の執念さえ感じさせる。校訂者には当時の錚々たる研究家の名前が連なる。

第1巻刊行時、ブラームスは18歳。1897年刊行の45巻①が、ブラームスの生前だったのかどうかでブレも生じるが、全46巻の刊行のうち没後の刊行はわずか2巻。うち1巻は目録と報告で、もう1巻は「ルカ受難曲」だ。ブラームス自身は「ルカ受難曲」を偽作だと喝破していたことを考えると、生前にコンプリートしたと考えていい。ブラームスの後半生は、旧バッハ全集の刊行ともろに重なっている。

ブラームスはもちろん全巻所有していたが、記念すべき第1巻は1855年12月25日にクララから贈られたものだ。「愛する友、ヨハネス・ブラームスへ、始まりとして」という言葉が添えられていた。

1855年のクリスマス時には1巻から5巻までが刊行を終えていたはずだが、「そのうち1巻を贈りますね」という意味が「始まりとして」というメッセージに込められていたと見たい。つまりブラームスが刊行済の諸巻を未所有だったことを知ってのプレゼントだ。「続きは自分で集めてね」という意味だと解したい。この記事がクララネタであることを心の底から喜びたい。

2019年12月 3日 (火)

ドレスデナー

綴りは「Dresdener」だ。地名「ドレスデン」に形容詞語尾「er」がついて、「ドレスデンの」という意味の形容詞となる。ビールの銘柄などこのパターンをよく見かける。このほどお菓子でこれを体験した。クリスマスを待つ4週間のお菓子シュトーレンだ。最近日本でも見かける。おしゃれなパン屋さんばかりかケーキ屋さんにも置いてある。自家製だとそれなりの貫禄が出る。

季節が来るとあちこ食べ比べるのだが、都内某ショップで決定版を見つけた。本場ドイツからの輸入品だ。シュトーレン発祥の地ドレスデン産を歌っている。「DLG」ドイツ農業協会のお墨付きのロゴがまばゆい。

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味が最高だ。他の国産が一気にかすむ。粉砂糖の具合と言い、ドライフルーツやナッツのハーモニーが最高。コーヒーにもあう。

 

 

 

 

2018年12月25日 (火)

「StilleNacht」初演200年

1818年12月25日にオーストリア・オーベルンドルフの教会で初演されたドイツ語のクリスマスキャロル「Stille Nacht」だ。英語への転写で「Silent night」となり、日本では「きよしこの夜」と呼ばれている。もっともポピュラーなクリスマスソングと断言したところで、たいしたお叱りを受けるとも思えない。

日本ではにぎやかで楽しい側面が強調されがちだが、本来こういう静寂こそが似合うものなのだと思う。

今日は初演200年のメモリアルデー。

展開中のバロック特集を悠然と中断して言及するために、我が家所有のCDに収録された「きよしこの夜」ばかりを集めたCDを作った。ドイツ語で歌われたものに限るという自主規制付きのため、英語で歌われているBCJやキングズシンガーズは涙を飲んだ。

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これが手製のジャケット。

  • ミヒャエル・ハルトマンさんはミュンヘンの聖ボニファティウス教会のオルガン演奏でのエントリー。オットー・マリング(1848-1915)という作曲家の「Die Geburt Christi」op48から第3楽章「ベツレヘム」。エンディングで、まさにこの「きよしこの夜」が荘厳に響き渡る、曲集の冒頭にふさわしい。
  • 「RIAS Kammerchor」は、1948年創設の合唱団。第二次大戦後西ベルリンに進駐した米軍向けの放送局と関係があるらしい。新旧両盤があった。特筆すべきはアレンジだ。なんとオイゼビウス・マンディチェフスキーである。ブラームスの弟子だ。ウィーン楽友協会の司書を務めたほどの大物。
  • Calmus ensemble は、気鋭の声楽アンサンブル。ライプチヒトマス教会合唱団出身者4名にソプラノ1を加えた編成。
  • Wienersangerknaben は、ウイーン少年合唱団のこと。
  • RegensburgerDomspatzen は、レーゲンスブルク大聖堂の合唱団。「Spatzen」は「雀」の意味。実力はローマ法王のお墨付きである。
  • ThomanenchorLeipzigは、ライプチヒトマス教会の合唱団。バッハが合唱長を務めていたズバリその合唱団である。録音場所がトマス教会でないのが残念ではあるけれども、とても上手。
  • Singerpurもまた声楽五重唱で、レーゲンスブルク出身。アレンジが現代風。ミステリアス志向の和音遣い。
  • Lubeckerknabenkantorei 昨日紹介したCDのエンディングに入っている。合唱団のテクならライプチヒには負けているのだろう。けれどもこれはコンクールではない。ハープに横溢する透明感、「天井高い感」、私自身が現地で買い求めたこともあり総合的にはライプチヒを凌ぐ。
  • ラストトラック1分08秒の収録は「きよしこの夜」ではない。トマス合唱団CDのエンディングに入っていた「トマス教会の鐘の音」を据えた。

全長30分の手作りCDだが、どうしてどうして感動的。

メリークリスマス。

2018年12月24日 (月)

リューベックのクリスマス

演奏会のあと、教会ショップをうろつくのはもはや定番になった。その教会での演奏が収録されたCDに出会える確率が高いからだ。素晴らしいコンサートの余韻をCDでと思うのは自然なことだ。

マリエン教会の演奏を収録したクリスマスソング集を買い求めた。

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リューベッカークナーベンカントライの合唱、マリエンカントルの指揮に、マリエンオルガニストのオルガン伴奏だ。それだけで記念になると中身も聴かずに即買いだった。帰国して聴いたらこれがまた素晴らしい。選曲のセンスがいい。オルガンやハープの控えめな伴奏も好感が持てる。CDから伝わる響きだけで、「天井高いっす」感が充満してコンサートの余韻に浸ることができる。

ラスト、ハープの静謐な伴奏にのった「きよしこの夜」の最弱音が身に染みる。

2017年2月10日 (金)

プラハのクリスマス

日本と違って12月30日だというのに、プラハ市街にはクリスマスツリーがあちらこちらに飾られている。夜になるとことさら美しい。

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これは市庁舎前だ。ツリーの手前はヤン・フス像のシルエット。あまりきらびやかでないのがそれっぽい。赤や青や緑の電球使用が禁じられているかのよう。

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聖ニコラウス教会の内部。

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プラハ城内にあったクリスマスの飾り。

2014年12月25日 (木)

最強のピアニシモ

去る12月20日、次女の後輩たちのオーケストラ部は、恒例の病院慰問に赴いた。総合病院のエントランスでおよそ90分のクリスマスコンサートだ。13時少し過ぎから、楽器や器材の搬入が始まる。大型楽器はもちろん、ひな壇まで持ち込んでのセッティングなのだが、整然とした作業っぷりで30分もしないうちにリハーサルに入る。演奏会後の撤収と合わせて、キリリキビキビとした動きは、毎度毎度のことながら見事で鑑賞の対象でさえある。続くコンサートの出来映えを量るバロメーターだ。

会場は広くないので、オーケストラを2つに割る。前半は1年生だけのオケだ。1年生オケデビュウである。「星に願い」「ソリすべり」「ふるさと」など、デビュー演奏の緊張感がひしひしと伝わってくる。もはやお家芸のマスカーニ「カバレリアルスティカーナ」より「間奏曲」を聴いて驚いた。入学からわずか8ヶ月の1年生だというのに、DNAを感じさせてくれる演奏だった。再来年のドイツはこの子らが中心になる。この日のカバレリは、その原点となるべき演奏だ。チェロバスの支えががっしりと行き届いた原石。

ハーフタイム。

演奏を終えた1年生が、聴衆ひとりひとりにクリスマスカードを手渡す。カードはオリジナルの手作り。同じものは2つない。急ごしらえの客席に整然と割って入り、言葉をかけながら渡す。もちろん2階席にも来る。デッキ沿いに並んだ車椅子のお年寄りに言葉をかける。膝を床につけて、お年寄りの顔を見上げながら、笑顔で手渡すのを目の前で見た。この気持ちが演奏の基礎になっていると確信した。入部8ヶ月の1年生の自然な仕草に演奏の本質を見せられた思いだ。

実はそのころステージには、2年生たちが音もなく入場していた。クリスマスカードを1年生が配る間、後半の演奏を担う2年生オケが準備するという、見事な段取りである。

その後半スタートはチャイコフスキーの「白鳥の湖」から「情景」だ。冒頭弦楽器のトレモロとハープの伴奏に乗って、超有名なオーボエのソロ。オーボエ独奏の生徒が、実は高校からオーボエを始めたとは、誰も気づくまい。伴奏に回る弦のトレモロが「うちのオーボエ聴いて」というたたずまいだ。ああそれから、毎度毎度の凛としたハープの安心感が空気を引き締める。1年生オケとの違いを見せ付けるお姉さまたちの貫禄が、やがて大きなうねりとなる。

前置きが長くなった。

それは、ラストナンバーのクリスマスソングメドレーの中で起きた。明るめのクリスマスソングが披露された後、潮が引くように音量が静まった中、第一ヴァイオリンが、耳になじみのメロディーを奏で始めた。「きよしこの夜」だ。弦楽器とハープ、そしてクラリネットとファゴットが彩りを添えるシンプルな演奏なのだが、ただならぬ弱音だ。全聴衆が「何が起きたのか」といわんばかりにステージに吸い寄せられた。「救いの御子は」ではさらに音量を落とす。本日発せられた最も小さな音だというのに、この瞬間感動は最大となった。この1年の出来事あれこれ全部を一瞬で思い起こさせてくれるようなピアニシモ。音量は最弱なのに、こめられた思いは最強。「大切なことを小声で」を絵に描いたよう。

この感動は言葉で現すのが難しい。「大切なものを両てのひらでそっとすくい取って、上目遣いで見つめながら、これまた大切なひとにそっと手渡す感じ」とでも申し上げるのが精一杯。気持ちの深さは音量じゃないと教えられた。何よりも素晴らしいのは、この演奏効果、子どもたちは皆腹に入っている。それがわかっていなければ絶対に出せない音色だ。コンクールでも何でもない、このささやかな慰問演奏会のために、先生と一緒になってどれほどの貴重な準備が行われたか垣間見るようだ。

なんて幸せな子どもたち。そして自分の耳が「最強のピアニシモ」に反応したことを心から嬉しく思う。

コーヒー特集を勇敢に中断してメリークリスマス。

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2011年12月25日 (日)

もみの木

ほぼ知らぬ者のないクリスマスソングだ。「O Tannebaum,O Tannebaum」と歌い出される。

しかしクリスマスソングとしての定着は19世紀であるのに対し、文献上最古の痕跡は16世紀まで遡る。この歌が学生歌集に採録されているのだ。クリスマスソングとして定着するずっと以前から、学生たちが歌っていたということだ。よく歌詞を読むと、クリスマスとの直接の関連が無いように思われる。そう言えば、学生歌を調べていて感じるのは、クリスマスの痕跡が無いことだ。単なる忘年会をクリスマスコンパと称して、プレゼント交換までしていた我が大学オケとはえらい違いである。

あちらでは、クリスマスを前に各大学は一斉に休暇に入り、学生たちが帰郷するのだと思う。みんな家族とともにクリスマスを過ごすのだ。だからクリスマスネタの学生歌が無いのだと考える。

次女たちの高校オケも昨日クリスマスパーティーがあった。午前中練習をして昼からパーティー。お菓子やケーキを持ち寄って、ゲームをしたり出し物があったり楽しそうだ。驚いたのはパーティーの後3時から6時まで練習をしたらしい。いやはや厳しい。

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ブラームスの辞書写真集

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    はじめての自費出版作品「ブラームスの辞書」の姿を公開します。 カバーも表紙もブラウン基調にしました。 A5判、上製本、400ページの厚みをご覧ください。
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