直線上のプラハ
現在のチェコ共和国の首都だ。東西冷戦の時代にはチェコスロヴァキア共和国の首都だった。チェコスロヴァキアはいわゆる東側陣営だったから、その首都プラハには東というイメージがつきまとう。ところが、実際は私のイメージよりは相当西に位置する。経度で申せばウィーンよりも西なのだ。
最近のめりこんでいるドヴォルザークの故郷ネラホセヴェスはプラハに近い。立身出世を遂げて以降、ドヴォルザークの本拠地はプラハだったと考えていい。1879年秋ブラームスはヨアヒムと連れだってプラハを訪れる。演奏旅行だ。このときのブラームスには演奏の他にドヴォルザークとの対面という目的があった。もちろん対面は実現した。一部の伝記ではブラームスがジトナー通りのドヴォルザーク家を訪れたと書かれている。
最近ドヴォルザークラブを隠そうともしないブログ「ブラームスの辞書」の管理人が驚喜するような偶然に巡り会った。長男と地図を見ていて偶然発見した。長男はドイツ3大Bの故郷、アイゼナハ、ボン、ハンブルクを直線で結ぶと、アイゼナハを頂点とする直角三角形になると気付いたキレ者だ。その同じノリが今回も実を結んだ。
欧州の地図を広げて欲しい。ブラームスの故郷ハンブルクから、最期の地ウィーンに向けて直線を引く。すると驚いたことにドヴォルザークゆかりのプラハが、その直線上に乗って来るのだ。
いかにも私好みの偶然だ。長男よでかした。今日は、18歳の誕生日だ。
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