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    2012年3月28日から4月4日まで、次女の高校オケのドイツ公演を長男と追いかけた珍道中の記録。厳選写真で振り返る。

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    自分で買い求めて賞味したビールの写真。ドイツとオーストリアの製品だけを厳選して掲載する。

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カテゴリー「708 演奏会」の32件の記事

2024年10月 9日 (水)

無伴奏ヴィオラの夕べ

先週金曜日10月4日だった。都内でヴィオラのリサイタルを聴いてきた。

ティモシー・リダウト先生による古今の無伴奏ヴィオラ作品を集めたコンサート。

最近、私自身がヴィオラを練習し始めていることもあって、興味津々というばかりに出かけたが圧倒された。

聞けば先生の生年は1995年。つまり我が家の次女と同い年。新進気鋭の若手奏者という謡い文句だが、その演奏は堂々たるもの。

これがヴィオラの音かという驚き。楽器を通じて小さなホール全体が共鳴する感じ。ヴィオラ独特の暖かくてまろやかな音色なのに切れ味めいたメリハリもついて回る。特にだ。バッハやテレマンなど、元々ヴァイオリン用にと書かれた作品を5度下げてヴィオラで弾いているというのに、いつしかそれを忘れた。

 

2023年11月24日 (金)

職場のオケ

なんということだ。10月18日リアルで出社となった日の朝、職場の上司がつかつかと近づいてきて「今度会社にオケが出来るんだけど、出てみない?」と驚きのお誘い。彼は達者なフルート吹きで、私がヴィオラを弾くことを知っている。

なんでも、社内で初めてオケのサークルが立ち上がる。熱心な発起人がいて、社内各部署での参加者募集が始まっているとのこと。管楽器とヴァイオリンは意外に見つかったが、ヴィオラは手薄で今のところ2人だという。社内には、合唱や茶道あるいは華道のサークルはあるらしいし、サッカーやテニスの体育系サークルも盛んだと聞いていたが、まさかオケとは。

今回の手術に至った目の異変に気付く2日前のことでもあり、ブランクを顧みず参加を表明しておいた。

その初練習が一昨日だったというわけだ。網膜剥離の手術もあって気を揉んだが何とか間に合った。

曲はモーツアルト「フィガロの結婚序曲」とベートーヴェン「田園交響曲第一楽章」。

激ムズ。

ドン引き。

こうなると手術のせいで練習不足という言い訳が出来て幸いだ。

オーケストラとしては前途多難だが、楽しかった。

2023年4月 7日 (金)

東京春音楽祭2023

まだまだ花見客も多い上野のお山に行ってきた。4月5日にコロナのせいで2019年以来遠ざかってきた東京春音楽祭2023を堪能した。

プログラムはブラームスの弦楽五重奏曲第2番とピアノ四重奏曲第2番。川本先生とそのお仲間の演奏。

アンコールにピアノ四重奏曲第1番のフィナーレというサービスもあった。

ひさびさの生ブラームス。

2023年2月 8日 (水)

15歳のワルトシュタイン

1849年4月14日。15歳のブラームスは故郷ハンブルクでピアノリサイタルを開いた。好意的な批評が新聞に残されている。このときのメインプログラムがベートーヴェンのピアノソナタ第21番ハ長調op53「ワルトシュタイン」だった。ブラームスの伝記に初めて現れるベートーヴェンの痕跡だ。15歳でこの曲を弾くことがどれほどすごいのか実感は持てていないが、古典への敬意だけは伝わってくる。

どんな演奏だったのだろう。

2022年12月 5日 (月)

生ヴィオラソナタ

一昨日、ブラームスのヴィオラソナタを聞いてきた。ヴィオラは川本嘉子先生、ピアノは小山実稚恵先生。演目、演奏者とも年内最後の演奏会として万全。ヴィオラソナタは2番から始めて1番で締めるという構成。どちらも楽章間の切れ目なく、演奏されることで緊張感2割り増し。「ヴィオラはC線でしょ」という川本節ではあるのだが、フレーズの要所で披露される細かな気配りの数々に心洗われた時間だった。

最高の瞬間はアンコールの「鳥の歌」の冒頭と末尾に置かれる最弱奏のトレモロだったかもしれぬ。底なしの弱音。神様がそこまで来ていた。

今夜もう一度、お力を借りねばならぬ。

 

2020年3月 6日 (金)

ビオンディのエア四季

3月3日、楽しみにしてたビオンディの四季のコンサートがキャンセルになった。コロナウイルスの影響だ。2月27日にホールから連絡があった。残念だが仕方ない。

 

2019年10月10日 (木)

コンサートツアー

クララ・シューマンにとってロベルトの入院後最初の演奏会シーズンとなった1854年秋の演奏会の記録を調べてみた。

  1. 10月16日 ハノーファー 宮廷演奏会
  2. 10月19日 ライプチヒ ゲヴァントハウス
  3. 10月23日 ライプチヒ ゲヴァントハウス
  4. 10月25日 ワイマール リストと共演
  5. 11月03日 フランクフルト・アム・マイン
  6. 11月04日 フランクフルト・アム・マイン
  7. 11月13日 ハンブルク フィルハーモニーとの共演
  8. 11月15日 ハンブルク・アルトナ
  9. 11月16日 ハンブルク
  10. 11月18日 リューベック
  11. 11月21日 ブレーメン
  12. 11月23日 ベルリン
  13. 11月29日 ブレスラウ
  14. 12月01日 ブレスラウ
  15. 12月04日 ベルリン ヨアヒムとジョイント
  16. 12月07日 フランクフルト・アム・オーデル
  17. 12月10日 ベルリン ヨアヒムとジョイント
  18. 12月16日 ベルリン ヨアヒムとジョイント 
  19. 12月20日 ベルリン ヨアヒムとジョイント
  20. 12月21日 ライプチヒ ヨアヒムとジョイント

いやはや意欲的である。1月以降はオランダにも足を伸ばすなど、ほぼこの調子で4月までのシーズンを乗り切った。これにより5000ターラーつまり15000マルクの収益があったとされている。

上記7から9の前後ハンブルク滞在の折、クララはブラームスの実家を訪れ、母ヨハンナから家族同然の歓待を受けている。

2019年9月10日 (火)

スタジオとライヴ

竹澤恭子先生のヴァイオリンソナタ第3番。我が家には2009年5月録音のCDがあった。ソナタ3曲に加えFAEソナタの収録に5日かけているからスタジオ録音で間違いない。

一方、最近某ショップをうろついていてライヴ録音を入手した。2009年12月8日のリサイタルだそうで収録は下記。

  1. FAEソナタ
  2. ヴァイオリンソナタ第2番
  3. ヴァイオリンソナタ第3番
  4. ハンガリー舞曲第1番(ヨアヒム編曲)

帰宅して再生したら、びっくり仰天。すごい演奏だ。「私のヴァイオリンの音聴いてちょうだい」という気迫。ヌヴーっぽい。ただただ溜息。同時に先のスタジオ録音が控え目過ぎると感じた。ピアノは同一人物なのにこの差はいったいなんだろう。

一番が聴けないのはもはや拷問の域だ。

2018年9月30日 (日)

オルガン演奏会①

2018年8月11日15時ライプチヒ、トマス教会。

20180811_144214_2
この位置からするとオルガンは後方、それもかなり高い位置にある。

20180811_154508
そしてサイドにもう一台。

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演奏は、Daniel Beilschmidt

  1. Bach::Plaludium und Fuge h-moll BWV544
  2. Franck:Grande piece symphonique op17
  3. Franck:Prelude,Fuge et Variation op18
  4. Franck:Final op21

フランクに重きを置いたプログラムだ。バッハが1曲聴けたのは幸いだった。初耳のフランクは聴き込み修行が足りないせいで退屈だった。それでもそれでもここでバッハを聴けて満足した。

2018年8月30日 (木)

くるむ

私の造語。某有名旅行情報誌のネーミングをパロった。

「聴」「乗」「飲」の語尾をこの順につなげたものである。今回のドイツ旅行のコンセプトを一言で言い表す機能がある。本家はたしか「見る」「食べる」「遊ぶ」だったと思う。

「聴く」は演奏会だ。8月一般ホールの音楽的イベントは全滅の中、教会でのオルガンコンサートだけは活発に行われていた。計4回それも、ライプチヒ、ハンブルク、リューベックの由緒正しい教会での生オルガン演奏にありつけた。

「乗る」は鉄道だ。ジャーマンレイルパス10日用を乗りつぶすというコンセプトだ。

「飲む」は言わずもがなのビール。ワインにはあえて目をつむってビールに的を絞った。瓶入りや缶入りはお断りの「樽ナマ縛り」でもあった。

音楽はもちろん「聴く」ばかりではなかった。墓参がその代表だ。作曲家が生きた現地の空気を吸うことも加えていい。同様に鉄道は「乗る」ばかりではないし、ビールも「飲む」ばかりではなかったことは、おいおい記事の中で明らかにしていきたい。

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