ヴァイオリン音楽の流れ
昨日話題にしたヴァイオリンの絵本の中に、「ヴァイオリン音楽の流れ」というページがあった。作曲家切り口になっている。取り上げている作曲家を掲載順に列挙する。
- ヴィヴァルディ
- バッハ
- ハイドン
- モーツアルト
- ベートーヴェン
- パガニーニ
- ブラームス
- ヨアヒム
- サラサーテ
- ベルク
この10名だ。絵本の作者はページ冒頭で「ヴァイオリンの作曲家を何人か紹介します」とことわって略歴が簡単に紹介されている。
ヴァイオリン作曲家は有名ヴァイオリン作品を作曲した人程度の意味かと考えていたが、違和感もなくはない。パガニーニ、サラサーテは納得だ。ヴィヴァルディやバッハもスンナリ入ってくる。ベルクはよう知らん。
ハイドンは交響曲と弦楽四重奏、あるいはピアノ三重奏においてヴァイオリンに出番があるが、ヴァイオリン協奏曲やヴァイオリンソナタは必ずしも主役ではない。モーツアルトやベートーヴェンだって似たようなものだ。
でブラームスだ。彼の記述はヨアヒムとセットになっている。ヴァイオリン協奏曲の存在が無視されていない印象。それでいて名高いヴァイオリン協奏曲を書いたメンデルスゾーンやチャイコフスキーが落選しているという人選。
私ごときの小さな違和感はともかく、これが世の常識なのかもしれないと納得。
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