バリーリンドン
スタンリー・キューブリック監督の映画。18世紀の欧州が舞台の波乱万丈のストーリー。1976年だから中学3年だったが、夢中になって観た。中学生には難解だったが、音楽がほぼクラシック音楽だ。作品の舞台になった18世紀の雰囲気を出すために採用したことは明らかだ。ヘンデルのサラバンドや、シューベルトのピアノ三重奏曲などが好きでサントラ盤のレコードをよく聞いた。
元々この監督は「2001年宇宙の旅」や「時計仕掛けのオレンジ」など作品中の音楽にクラシックを採用することが多いが、必ずしも時代の雰囲気を出すためではなかったが、「バリーリンドン」は、ぴったりの意図だ。
プロイセンの兵士たちが飲みながら合唱した中に、「ホーエンフリードベルク行進曲」があった。プロイセンの雰囲気を手っ取り早く醸し出すためのツールになっていた。
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